ドルーアン オレゴン
私はもしかして、気が多い人なのかもしれない。
女性にしても幸子ちゃん、美穂ちゃん、瞳ちゃん。
と、相手の違う長所を必ず発見する。
高貴品種ピノ ノワールにしても同上である。
本場ブルゴーニュからアメリカ、NZ。
そして極地的に様々な産地のピノが好き。
ですから私は気が多い人と言える。
そこでだ。
またまた新顔君、いや、ちゃんかもしれない、が入荷。
当店では先に厳しい吟味があり店頭に並ぶ・・・。
どのワイン達も専門店に並びたいのが願望、本望。
その先にはお客様に楽しく飲んで頂きたいと思っている。
ですから店主のテイスティングには緊張。
緊張を超えド緊張である・・・・。
そんな緊張を乗り越えた1本をご紹介。
★ 2014 ローズロック ゼフィリーヌ
ドメーヌ ドルーアン オレゴン
当店販売価格¥8,100(税込)
おすすめ度:★★★★★
☆ 2014 ローズロック シャルドネ
当店販売価格¥5,940(税込)
そうです。
皆様周知の造り手ドルーアン。
私の記憶の始めにはドルーアン。
このドメーヌのピュリニー・モンラッシェに鳥肌。
ワイン好きになったきっかけである。
そんな感性あるドルーアンは先見性も豊である。
まだまだワイン造り未開発であったオレゴンにいち早く進出。
流石に偉大なピノ パパ事ジ アイリーに遅れは取ったが。
時間の積み重ねが週であり月であり年である。
着実にアメリカのピノ ノワールも進化している。
IPOBの潮流の中、繊細でテロワールを素直に表現。
実に完成度が高い秀品である。
詳細は【クリック】2016年12月4日
タウラージは如何かな。
当店が注力を注ぐイタリア。
様々なワインが入荷しています。
皆様ワクワクしますね・・・・。
カンパーニャを代表するワイン。
いやいやイタリアを代表するワイン。
それがタウラージ。
★ 2010 タウラージ ポリフェーモ
当店販売価格¥7,452(税込)
おすすめ度:★★★★★
一言:★★★以下はご紹介しないのが当店の信条。
★ 2012 サティリコン
当店販売価格¥4,312(税込)
おすすめ度:★★★★☆
私が好きなルイジ・テッチェ。
タウラージはシリアルナンバーが印字。
それだけ自信と責任感がある証拠である。
たった1haの畑・・・。
樹齢の高いアリアニコ・・・。
野生酵母に長期マセレーション。
SO2は極少量・・・。
など特質すべき事が多い。
熟した果実、マラスカチェリー、桑の実。
微かに香木なニュアンスも感じます。
魅惑的な果実味に充実感を伴う。
長い余韻はまた格別です。
そしてサティコン。
彼は樹齢の若い樹から造るセカンド。
ルイジ・テッチェの哲学も垣間見れます。
詳細は【クリック】2016年12月2日
恩師との会話
もう師走。
光陰矢の如し・・・。
昨日。
私が車でバス停前を走行。
バスを待つ小学校の時の恩師の姿が・・・。
車を停めて一言ご挨拶。
すると恩師が「駅まで送って・・・。」
勿論快諾して恩師を車中へご案内。
もう82歳になる女性の先生。
担当科目は音楽でした。
「今からパーヴォ・ヤルヴィ指揮でシューマン。
そしてベルリン・フィルのコンマスである樫本大進さんのベートーヴェンのVnコンチェルトを聴きに行くのよ。」
シューマンは交響曲第3番。
「あなたも当日チケット買って行けば・・・。」
私はロマン派を代表するシューマンは好き。
しかし唯一、交響曲第3番は苦手なのだ。
「整理されてキッチリした演奏は面白くないね」
そうである、パーヴォ・ヤルヴィもそう・・・。
現代の指揮者もオケもあまりに綺麗に揃い面白くない。
確か、カラヤンが来日し日本のオケを指揮した時に、冒頭部の正確さを嫌ったのは有名。
尊敬するフルトヴェングラーはアインザッツは不揃い。
これが面白いのだ。
各国のオケはアジア人やら女性が加入。
悪いと言っている訳ではないがその地域の音色を楽しみたい。
ベルリン・フィルのコンマスが○○人、てつまらんね。
往年のウィーン・フィルの音色の秘訣。
それはウィーン国立音楽大学出身で昔は男性のみ。
フルトヴェングラー、ベーム、カラヤンの時代はそうだった。
ウィーン訛りの音色はとても魅力的でした。
先生を駅に送る10分程度の時間は有意義でした。
追伸、
当日券を求め電話・・・。
既に完売。
そりゃそうだ。ヤルヴィに樫本氏。
完売でうれしかった様な悲しいような心境だな。
詳細は【クリック】2016年12月1日
陽気なブラームスとサンタンティモ
Bさん:当店常連で華麗なワイン歴をお持ち。
店主:いつも謙虚な当店店主:愛称:ピノさん。
Bさん:あのブラームスがどうかしたんでしょうかね?
店主:何がですか?
Bさん:交響曲第2番ニ長調です。
店主:牧歌的で何か楽しげですね・・・。
内向的な彼からは想像できない開放心・・・。
交響曲第1番を発表し、重圧から解放された。
第2番は、たった4ヶ月で完成しました。
ニ長調ですから弦楽器も美しく響きます。
Bさん:明るいイタリアワインと合わせたいね。
店主:サンタンティモがいいですよ。
造り手はファンティ・・・。
1970年代フィリッポが継承。
その10年後にはブルネロをリリース。
Bさん:セパージュを教えて下さい。
店主:サンジョヴェーゼにメルローやシラー、CSです。
ブルネロの厳格な感じから数歩離れ親しみやすいです。
価格面でも手頃です。
当店では税込¥2,989で販売しています。
Bさん:3,000円内で収まるのは有り難い。
店主:サンジョヴェにフランス品種は相性がいい。
それは、もう実証済みです。
Bさん:ラベルのデザインも明るく好印象。
店主:贈答にもいいと思います。
年間でかなりの数量売っています。
Bさん:では、本日はこれを買います。
詳細は【クリック】2016年11月28日
三者三様のロミオとジュリエット
Aさん:当店常連様ワインとクラシック音楽好き。
店主:若い頃ヴァイオリンを習い志した。通称ピノさん。
Aさん:シェイクスピアの作品は様々に影響を与えているね。
店主:ヴェルディはオペラでオテロ、ファルスタッフ。
Aさん:ロミオとジュリエットも人気。
店主:バレエ音楽や管弦楽曲にされましたね。
前者はプロコフィエフで後者はチャイコフスキーです。
面白いのは彼らに先駆けてベルリオーズも作品を残しています。
交響曲に合唱や独唱を付随させたもの。
Aさん:知ってる。
彼は作品が独自だよね。
店主:そう密かに奇才ですよね。
確実な進歩を歩みつつ美しい。
管弦楽法の著作がある位に作曲は上手。
ロミオとジュリエットでもその才能が発揮されています。
Aさん:チャイコフスキーは彼らしい作品。
ですが、演奏時間からか少し物足りない。
クラシック音楽初心者にはいいかも。
店主:車中でBGMとして流したいですね。
プロコフィエフは人気が高いですね。
Aさん:物語性を十分に表現。また各楽器の使い方が上手。ですから完成度が高いね。
店主:何回鑑賞しても飽きませんね。
そして流石はベルリオーズ。
簡略オペラとしては十分役割を果たしている。
オケと独唱、合唱と対峙させたり協調させたりと色彩豊か、ですから本来はオペラとして世に送り出したかったのかも知れません。
Aさん:先日、ゲルギエフで聴いたけど良かった。
店主:今、乗っている指揮者ですからね。
皆様もロミオとジュリエット三者三様の作品、聴いて下さい。
詳細は【クリック】2016年11月27日
マグナム戦艦 ニポッツァーノ
これからの季節に重宝する。
それがマグナムボトル。
容量で言いますと1500ml。
熟成の進行が通常ボトルより遅い。
ですから、とても古い古酒でも健全さを保っている場合が多い。
今回は2013年、まだまだ熟成させて・・・・。
★ 2013 ニポッツァーノ リゼルヴァ
フレスコバルディ
当店販売価格¥11,800(税込)
おすすめ度:★★★★★
あまりに有名なフレスコバルディ。
日本においてイタリアワインを牽引してきた。
勿論、本国でも地位がある。
そんなフレスコバルディのニポッツァーノ リゼルヴァ。
格付はキアンティ・ルフィーナ・リゼルヴァです。
ルフィーナな熟成させてその真価を魅せる。
勿論、サンジョヴェ主体。
バリックで24か月以上熟成。
重宝するマグナムです。
詳細は【クリック】2016年11月26日
マグナム参上!!(1500ml)
これからの季節に重宝する。
それがマグナムボトル。
容量で言いますと1500ml。
熟成の進行が通常ボトルより遅い。
ですから、とても古い古酒でも健全さを保っている場合が多い。
今回は1998年とまさに飲み頃を向かえています。
★ 98 ドン トッマーゾ マグナム
レ・コルティ
サンジョヴェーゼ100%
当店販売価格¥16,200(税込)
おすすめ度:★★★★★
一言:全く夢を魅させてくれるね。
正直、レ・コルティのキャンティ クラシコは随分売った。
安定したワインであるから売る側にしても買う側にしても安心。
某雑誌でも評価は高くそれも一要因なのかもしれない。
値段は若干上がったがそれでも高コスパを維持している。
そんなレ・コルティ愛好家が必ず一度は飲むのがフラグシップのドン トッマーゾだ。
最新ヴィンテージでは、サンジョヴェーゼにメルローをアッサンブラージュ。
よりモダンになり現代人の志向に添う。
しかしこのマグナムはサンジョヴェーゼ100%。
私はモノ・セパージュ派なので大歓迎。
この品種のあらゆる問いに味わいで答えている。
全く夢を魅させてくれる1本である。
パーティーでも・・・。
贈答としても・・・。
コレクターズ・アイテムとしても重宝します。
最後に俺はマグナムな人間だと言いたい!!
(意味わからんし!!)
詳細は【クリック】2016年11月26日
シャンボール・ミュジニーの誘惑。
古酒の定義とは?
当店では10年以上熟成されたワイン。
古酒のコンディションは様々。
流通経路、販売店の管理などでその表情は変わる。
ですから当店では更に厳しい味の審査を経て販売。
ですからどれもおすすめです。
日本人が海外で活躍。
それは、もう珍しい話ではない。
金融、化学、IT、研究。
そして建築、物造りなど器用で勤勉な日本人は活躍の舞台を広げている。
私の専門分野であるワインでも同じである。
ブルゴーニュで活躍している1人の日本人。
彼の名は仲田晃司氏である。
もうこの業界では有名な人物ですね。
仲田氏の現地での幅広い人脈からのシュル・ピル。
それがレア・セレクション。
私はこのコスパの高さに惹かれる一人。
はっきり言う、完全に魅了されている。
★ 97 シャンボール・ミュジニー プルミ・クリュ
当店販売価格¥9,959(税込)
おすすめ度:★★★★★
一言:★★★以下はご紹介しないのが当店の信条。
97年の評価はこのさい置いといて。
私自身は個人的には経験上、ほとんど好印象。
熟成を経て更に同村らしく感じる。
落ち着きも増し旨みエキスもグット感じる。
それは舌先から全身に移行。
やはり、おいしいが簡素な感想。
贈答にもおすすめですね。
詳細は【クリック】2016年11月25日
対談:作曲家とオペラ。
Aさん:当店常連様ワインとクラシック音楽好き。
店主:若い頃ヴァイオリンを習い志した。通称ピノさん。
Aさん:オペラ鑑賞したくなる。
店主:そうです。一日で全てを鑑賞しなくても分けて鑑賞。
Aさん:ワーグナーもいいしヴェルディもいいね。
店主:私はベートーヴェン唯一のフィデリオが好きです。
作品に華がない、作品の背景がつまらんと酷評もされる。
そんなの意味がない。しっかりと愛も語る。
監獄が舞台でも囚人が合唱しようが平和ボケの日本人には理解できない。
その点を考慮すべき・・・。
Aさん:ワーグナーのトリスタンとイゾルデを本日鑑賞予定。
店主:彼は、クラシック音楽史上破天荒人間。
しかも天才音楽家だから困る。
Aさん:我々はワーグナーに魅せれた人々をワグネリアンと呼ぶ。
店主:それだけ巨大な力・・・。
しかしトリスタン和音は当時劇的であったと思う。
今日ではポップスでも使う。
Aさん:それでいいですね。
お互い、良き技巧は使う。
店主:それにしても作曲当時、何回目か知りませんが禁断の愛中。
ドレスデン革命に身を投じ、ご手配者のワーグナー。
逃亡生活を支えた富豪の奥さんを寝取る。
Aさん:彼は女性関係も金銭感覚もデタラメ。
店主:しかし音楽は頂点に君臨しますね。
ベートーヴェンだって服装から何もかもが整えられない。
作曲する時の集中力は異常だと・・・。
青木やよひさんの名著には、それが原因で難聴を引き起こしたとか。
Aさん:それにしても難聴が進行している最中に熱情を作曲。完全な失聴で第9を作曲とは天才だ。
耳が聞こえていたとしても凄い作品。
あの第1楽章はベートーヴェンの作品でも別格。
当時では考えられい交響曲に声楽を持ち込む。
天才ワーグナーが多大な影響を受けたのは有名です。
店主:年末、日本は第9第9となる。
私は通年鑑賞しているので全く気にしませんが・・・。
Aさん:名画は飾り毎日、眺めたくなる。
それと同じだね。
詳細は【クリック】2016年11月24日
旨ブルは旨旨
良心的な価格と味わいで人気。
それが、シャトー フュイッセ。
コート・シャロネーズの更に南のマコネに属する。
言うまでもなくマコン、ヴィレ・クレッセ。
そしてプイイ。フィッセは同地区を代表するワイン。
どのワインも味わいがしっかりしており飲みやすい。
しかも割安である。
ですから最近の状況の中では極めて貴重な存在。
中でも知名度、品質が圧倒的なのが上記ドメーヌ。
戦後、直ぐに元詰めを始める。
そして収量制限を行い濃密に仕上げている。
そんな人気のドメーヌにしてACブルは日本初入荷!!
☆ 2014 ブルゴーニュ ブラン
おすすめ度:★★★★☆
一言:★★★以下はご紹介しないのが当店の信条。
09年に植えられたシャルドネ。
まだまだ樹齢は若いがその秘めたポテンシャルには敬服。
良心的な造り手に手抜きや怠りはないのだ。
当店価格¥3154(税込)とまさに買い。
同ドメーヌ愛好家の皆様、一度飲まれては!!
詳細は【クリック】2016年11月23日
書籍:オペラでわかるヨーロッパ史
毎月、数多くの書籍を乱読する私。
タイトルから興味が沸く場合や趣味から派生して購入する場合。
また、暇潰しに購入する場合と様々です。
そんな乱読人間の私が、ご推薦する書籍はオペラ学。
私はオペラが好き。
今まで数々の名作に触れてきた。
しかし、作品を吟味する余裕はない。
対訳を照らしながらの鑑賞は余分な配慮が出来ない。
ましてや、その作品の背景を知る由はない。
書籍にしても時代背景を表したものはほとんどない。
そんな中で画期的な書籍がこれです。
★ オペラでわかるヨーロッパ史
加藤浩子 著
平凡社新書
おすすめ度:★★★★★
塩野七生さんや青木やよひさんなど女流作家の緻密な研究には驚かされる。
この書籍の著者にしてもそのわかりやすい筆には恐縮します。
ヴェルディのオペラ、シチリアの晩鐘。
マスカーニの名作、カヴァレリア ルスティカーナ。
これらはシチリアが舞台。
今でこそシチリアは観光客が多く訪れる島。
しかし様々な宗教や支配者に征服された歴史を持つ。
ですからオペラになりうる。
私が最強の国だったと思うヴェネツィア。
1000年続いた小国。
その歴史は塩野七生さんの名著がおすすめ。
フォスカリ家の悲劇にスポットを与えたヴェルディの作品。
それが「二人のフォスカリ」である。
今では上演機会に恵まれた作品とは言えない。
このヴェネツィア史上有名な総督フランチェスコ。
そして息子との悲劇。
ヴェネツィアは今も昔もオペラの都。
国王、貴族の独占であったオペラをお金さえ払えば鑑賞できる。
共和国時代は発売禁止であった書物もこの国であったら入手可能。
そんなヴェネツィアにあこがれる作曲家は多い。
と、残念ながら書いていると時間だけ浪費するのでこの辺で!!
詳細は【クリック】2016年11月20日
たまにはアリゴテ!!
毎日の生活は同じ事の繰り返し。
基本、仕事もそうである。
そんな単調さから抜け出す為に趣味がある。
それと同じでシャルドネばかりの人。
それでは、マンネリなワインライフですよ。
たまには違う品種に挑戦してみては!!
アリゴテは格下だから嫌?
だだのキールの材料でしょ。
今回はキールは置いといてね。
良き造り手と畑に恵またアリゴテは違う。
やはりポイントはそこだ。
てな訳でご紹介。
私はギイ アミヨの信奉者である。
これは、当店のお客様に公言している。
完成形に近い、と高評価をしている。
どのカテゴリーも素晴らしい。
ですから下位クラスでも十分に楽しめる。
☆ 2010 ブルゴーニュ アリゴテ
早飲みされやすいアリゴテ。
そうです・・・。
その酸由来の爽やかさを楽しむ。
当店セラーで寝かせたアリゴテ。
数年寝かせるだけで随分変わる。
深みと香りに箔が付きこれは素晴らしい。
まあ、造り手の力量にも依りますがね。
週末、休日に楽しむのは最高です。
詳細は【クリック】2016年11月20日