ヴォーヌ・ロマネ
年末年始・・・。
海外で豪遊。
いやいやブランド品を手当たり次第に購入。
いやいや銘醸ワインを垂直並行飲み。
いやいや価値ある古書を大人買い。
いやいや楽友協会大ホールでウィーン・フィルを堪能。
ですからお金を使い果たした?
そんな嘆きの叫びが聞こえます。
ですから当店からほんの少しですが・・・。
お値段を下げまして・・・。
★ 2011 ヴォーヌ ロマネ
ドメーヌ デ ペルドリ
通常販売価格¥12,960(税込)
今回販売価格¥11,963(税込)
おすすめ度:★★★★★
一言:★★★以下はご紹介しません。
エシェゾーを筆頭に畑を所有。
今回はヴォーヌ・ロマネをご紹介。
数々ヴォーヌ ロマネを飲んできた私。
玉石混淆の同村。
やはり眼力が大切・・・。
ペルドリは凝縮感が際立つ。
ですから味わいを捉えやすい。
ジューシーであり結果ボリュームを感じる。
正しく男性的且つたくましい。
この手のワインを熟成させても心躍る。
ですから今飲み用と熟成用と2本以上の買いがいい。
詳細は【クリック】2016年1月7日
お手頃ACブル
新年、第1弾。
あっこれ飲み忘れしていないよね。
昨年人気でした・・・。
お笑い芸人ではないから人気は持続中?
★ 2004 ブルゴーニュ ピノ ノワール
パトリック クレルジェ
おすすめ度:★★★★☆
新年第1弾の割にACブルっだって!!
そんな当店愛好家の悲しい叫びが聞こえそう。
しかし、しかしだね。
ACブルだって捨てたものではないのだよ。
数々飲んできた私だから言えるのだ。
それこそ強烈な個性はない。
しかし最近のプルミエやらグラン・クリュの高騰。
それを考慮するとね・・・・。
著名ではなくても感性いいACブルだってあるのだ。
お値打ちACブルを発掘するのも専門店の責任。
今回は昨年人気でしたパトリック クレルジェ。
価格も手頃で熟成感漂う味わい。
贈答にも最適です。
詳細は【クリック】2017年1月5日
ベートーヴェンの第9決定盤(LP)
ベートーヴェン最後のシンフォニー。それが第9番。
交響曲史上最高峰に君臨する。
当時の常識を覆し新たな境地を開拓。
難聴を抱えながらも世界の理想へ願を込めた。
そして大曲ミサ・ソレムニスの理念をも併せ持つ。
シンフォニストの私は様々な音源を所有。
その中からおすすめ音源をご紹介致します。
ドイツを代表する指揮者フルトヴェングラー。
彼の伝説的名演が所謂バイロイト盤。
1951年7月29日のライブ録音だ。
この演奏は、はっきりと神掛かっている。
特に第1楽章は生々しくベートーヴェンが迫る。
実は第9は第1楽章が素晴らしいのだ。
第2楽章は、第7番のように激しい。
が、ベートーヴェンにしてはある意味凡庸。
これがフルトヴェングラーの手に掛かると一変する。
有機的で躍動的な素晴らしいスケルツォになるのである。
第3楽章は、ベートーヴェンらしい美しい楽章。
気難しいのが彼ではない、美しさは随一です。
フルヴェンのアダージョを聴くともう他は聴けない。
終楽章は、これが最高傑作の所以であろう。
お互いが問い掛けながら進行する。
330小節の長大なフェルマータの願いは永遠だ。
シュワルツコップをはじめ当時一流の歌手陣。
それらを巧みにリードしコーダを向かえる。
コーダはフルトヴェングラーの熱気が最高潮に届く。
もはや感動などという言葉は安すぎる程に貴重な体験。
http://pinotnoirno1.blog.fc2.com/img/2015122814073629c.jpg/" target="_blank">http://blog-imgs-86.fc2.com/p/i/n/pinotnoirno1/2015122814073629c.jpg" alt="フルトヴェングラー2" border="0" width="196" height="196" />
このライブのバイエルン放送音源。
ですが演奏は明らかに違う。
どちらかがゲネプロでどちらかが本番となる。
ウォルター・レッグ亡き後、真相は迷宮入りか!!
私は前者に慣れ親しんでいる。
また前者が本番由来の緊張感があるのは確かである。
詳細は【クリック】2016年12月28日
ブルックナー作品とクロ ド ラ ロッシュ
Bさん:当店常連で華麗なワイン歴をお持ち。
店主:いつも謙虚な当店店主:愛称:ピノさん。
店主:ブルックナーの作品とブルゴーニュGC古酒は共鳴します。
Bさん:わかる気がする。
店主:そんな訳で当店流企画。
★ ブルックナー 交響曲第8番 ハ短調
カルロ・マリア・ジュリーニ指揮
ウィーン フィル
1984年5月 ウィーン スタジオ録音
★ 96 GC クロ ド ラ ロッシュ
ドメーヌ ルイ・レミー
当店販売価格¥26,164(税込)
まずブルックナーを押さえたい。
未完のシンフォニーを入れ全部で9作品。
第9番は未完ながら最高傑作。
ですから第8番がシンフォニーの形態では最後となります。
Bさん:演奏時間も長大でブルックナー好きには最高だね。
店主:規模も大きく管楽器は充実の響き。
リアルに世界観がありそれは自然や万物の響き。
更に宇宙的でもある。
彼は敬虔なカトリック教徒ですが宗教を超えた作品。
Bさん:俗にクラシック音楽と宗教は密接だからね。
店主:そしてクロ ド ラ ロッシュ。
GCはお値段が高く手が出ずらいと思います。
Bさん:ですから思い切った企画ですね。
店主:モレ サン ドニは小さな産地。
ですが、その中に5つのGCを持ちます。
Bさん:ボンヌ・マールはシャンボール・ミュジニー側にもある。
店主:そうです・・・。
クロ ド ラ ロッシュはモレでもわかりやすい。
ですからGC入門編としても最適。
Bさん:素晴らしい熟成状態です。
店主:モレらしい土の香りにオレンジの皮。
土にしても少し湿っていますね。
うん。少し獣香のニュアンスも・・・。
雨の直後に散策し落ち葉などをイメージする。
Bさん:世界感がありますよね。
店主:GCともなると正に芸術・・・。
その作品の中には物語があります。
それを素直に向き合うと人生勉強にもなります。
詳細は【クリック】2016年12月27日
芸術は逃すな!!
Aさん:当店常連様ワインとクラシック音楽好き。
店主:若い頃ヴァイオリンを習い志した。通称ピノさん。
店主:悔やまれる。うう・・・。
生きる活力を失いそう。うう・・・・。
悔やんでも悔やみきれない。うう・・・・。
天から槍が降ってくる。うう・・・・。
Aさん:どうしました?
店主:10月16日 N響でストラヴィンスキーの春の祭典の演奏。
会場に行けばよかった・・・。TVで録画鑑賞となった。
おとなしく鑑賞です。横には渋茶と和菓子。
何でか、和風スタイルで鑑賞です。
Aさん:それは残念ですね。
店主:ヴェデルニコフ指揮です。
Aさん:日本ではまだ馴染がないですね。
店主:春の祭典のリズムばかり目立つ。しかし、表現が深く良かった。
決して、軽快ではなく重苦しかった。
これが古代の生贄の儀式でしょうね。
Aさん:私は世界の小澤指揮でシカゴ交響楽団を頻繁に鑑賞します。
店主:1968年7月8日の演奏ですね。
確か、村上春樹氏もこの演奏について世界の小澤と対談していました。
これもリズムカルで金管楽器が躍動的でいいです。
しかし、初演したピエール・モントゥーの演奏は全然違う。それこそ、ヴェデルニコフが近い。
おどおどしく不気味。
彼、曰くヨーロッパではリズム重視でスリム。
ロシア出身の私はもっと違うと、正にそれを実践。
Aさん:モントゥーの音源はいつ?
店主:1957年4月12日です。
初演した指揮者が後に録音、これは大変に貴重。
当店クラシック音楽遺産録音部門認定です。
春の祭典は初演当時は超問題作でした。
しかし、今は名曲です。
しかも、クラシック音楽後進地のロシアの作曲家の作品。
あの地なくして創作されなかった。
ドビュシーにはあの野蛮な作品は創作できないでしょうね。
Aさん:そうですね、甘美なフランス音楽では無理に思う。
店主:来年は春祭を聴きにいきますよ。
詳細は【クリック】2016年12月26日
私流ワインの味わい方2
嗜好品の楽しみ方は三者三様。
これでいいのだ。
ワインにも味わいの調性がある。
南イタリアのアリアーニコを飲んでこれは穏やかなヘ長調だな。
カヴァを頂いて春めいていてト長調だな。とか。
今の季節はホ短調でしんみりしたいけど・・・・。
今回のワインは変ホ長調である。
★ 2014 シラー
グラウンドワーク
当店販売価格¥4,088(税込)
米国においてローヌ品種に特化。
その気持ちわかります。
他の国際品種にない長所も多い。
若くても熟成させても雄大。
それがシラー・・・。
ほらね変ホ長調の響きである。
何々、どんな響きかわからん。
例えばベートーヴェンの英雄の第1楽章。
ホルストの惑星の中の木星。
これが代表する響きかな・・・。
グラウンドワークの持ち味はわかりやすさ。
ですから端に焼いた肉料理にもいい。
これはおすすめです。
詳細は【クリック】2016年12月22日
飲みたければ飲みなよ。
人生時計は極めて残酷である。
どんな幸せや不幸、立場、年収であっても必ず経過する。
その単位は分だし秒でもあり人生時計は刻み続けられる。
過去の権力者は不老不死を求めたが・・・。
それは全くの徒労に終わった・・・。
要するに召される前に大いに楽しむ。
召されてからラ ターシュは飲めないのである。
ですからワインも楽しめるだけ楽しめ。
これっきゃないのである。
そう言いたいのだ。
さあ、諸君、召される前に飲め!!
それがブルネロ ディ モンタルチーノである。
イタリアを代表する赤ワインである。
イタリアの悠久の歴史の中でまだまだ新参者。
しかし、トスカーナを代表するワインであるのには間違いがない。
★ 2011 ブルネロ ディ モンタルチーノ
リジーニ
当店販売価格¥8,840(税込)
おすすめ度:★★★★☆
16世紀から続く名門。
安定したブルネロを飲みたけりゃ〜リジーニに限る。
元祖ブルネロもいいが、何せ高いよね〜。
そしてIGTトスカーナのサン ビアジョも宜しい。
ブルネロと同じくサンジョヴェ100%。
セメントタンクで醗酵、ステンレスタンクで熟成。
★ 2014 サン ビアジョ
リジーニ
当店販売価格¥2,908(税込)
おすすめ度:★★★★☆
正しく使い分けでいいのだ。
イタリアワインの真髄を味わいたけりゃ〜。
ブルネロ ディ モンタルチーノ。
そんな気合を入れずに味わいたけりゃ〜。
サン ビアジョだな。
欲張りな人なら2本飲んじゃいなよ〜。
詳細は【クリック】2016年12月21日
おすすめ:ノー ネーム
イタリアワインの王様。
それがバローロ。
その風格と厳格さ・・・。
ネッビオーロの真髄を味わえる。
熟成されたものはブルゴーニュの銘醸ワインと肩を並べる。
ですから根強い人気を保つ。
★ 2011 ノー ネーム
ボルゴーニョ
当店販売価格¥7,760(税込)
おすすめ度:★★★★☆
ボルゴーニョの3つの畑から造られる。
あのカンヌビを筆頭にリステ、フォッサティである。
えっ!!ノー・ネームとは?
権力者に対する抗議の意味。
若干オレンジ色を帯びたガーネット色。
熟成感漂う香り、少し早めの物語かもしれない。
滋味豊かな味わい、熟成したネッビオーロが持つ旨味。
そして凛とした酸味。
様々な要素が絡みとても複雑さを感じます。
年末年始にゆっくり楽しむのもいいね。
詳細は【クリック】2016年12月19日
一度は飲め!!
正統派ワイン専門店の当店。
らしからぬ標題!!
一度は飲めって・・・。
何々、命令系っ?
失礼致しました。
そう声を大にして言いたくなるワイン。
ご理解の程を・・・。
と、無事に前置きは終了。
長年ワイン造りを夢みていた。
それが、フープス氏。
1983年にナパ・ヴァレーの聖地オークヴィルに畑を購入。
現在の高騰価格を考慮すると先見性があるな、と一言。
1998年、満を持しブランドを立ち上げる。
プレミアム級のワインを造り楽しんでもらう。
しかもラベルでも微笑んでもらう。
いいよね、コンセプトがさ、とまた一言私から・・・。
★ 2014 レッド ブレンド
当店販売価格¥4,598(税込)
☆ 2013 シャルドネ
当店販売価格¥3,758(税込)
実にいい。
実にいい。
これはおすすめです。
レッドブレンドはメルロー主体。
豊かな香りで中域も味がしっかりと味が乗る。
メルローは中域の果実感が命に思う。
これでふくよかさが表現される。
そしてシャルドネ。
実に綺麗。
実に綺麗。
何も綺麗なワインは多数ある。
しかし、特に言いたくなる。
不思議な気持ちである。
詳細は【クリック】2016年12月17日
虹の橋がモチーフ
人気のシリーズ。
それが虹の橋・・・・。
NZで活躍するキムラセラーズの木村滋久氏。
彼が豪州カウラにあるウインダウリーで醸造、ブレンドに携わり納得したものだけをリリース。
しかもラベルは、絵本作家の谷口智則氏が作成。
NZ、オーストラリア、日本が虹の架け橋で繋がったワイン。
それがオーバーザレインボーです。
★ 2016 シラー
当店販売価格¥2,950(税込)
☆ 2016 シャルドネ
当店販売価格¥2,950(税込)
保存料無添加のシラーズ!!
新鮮な果実の香り。
もぎたての様なイチゴやプラム。
こんなシラーズはあまり見かけない。
愉快で楽しい仕上がりです。
陰謀渦巻く現代社会。
そんな現状には心を癒してくれるワイン。
樽は使用せずフレッシュで純粋。
ストレス多い現代人には必須のワインでしょうね。
詳細は【クリック】2016年12月15日
ベートーベンのピアノ・ソナタ第23番を語る。
Aさん:当店常連様ワインとクラシック音楽好き。
店主:若い頃ヴァイオリンを習い志した。通称ピノさん。
Aさん:ベートーヴェンの熱情いいね。
店主:そうですね。
階級社会での実らぬ恋・・・。
Aさん:ベートーヴェンはピアノを教える事が多い。
そこは、ほとんどが貴族。
やはり当時は壁が巨大なのかもしれないね。
店主:そこが原動力で創作。
そして、ピアノの進化も手伝う。
Aさん:ベートーヴェンが表題を付けたわけではないよね。
店主:そうです。
数十年後、出版社が付けた表題です。
これはピアノ・ソナタ第23番のイメージにピッタリ。
Aさん:それにしても激しい作風だよね。
店主:ベートーヴェンは熱情を作曲後、数年はピアノ作品を創作していない。
それだけ完成度が高いとも言えますね。
Aさん:おすすめ音源は?
店主:私はアシュケナージ盤がおすすめです。
1981年のスタジオ録音。
彼は指揮者としては凡庸ですが流石ピアニストとしては一流です。
他にはホロヴィッツです。
1959年5月14、18、25日録音。
彼がリサイタルを休止していた時期です。
この録音で様々な憶測を吹き飛ばしたまさに名演。
私はアシュケナージの熱情で大泣きをしました。
これ程にこの作品の意義を明確に示した演奏は少ないと思います。
Aさん:名演に接した時の感動は物凄いですからね。
詳細は【クリック】2016年12月12日
ケース買いが多いパヌール。
旨いパヌール。
旨いパヌール。
と、何かのおまじない?
違います。違います。
おいしい、パヌール。
おいしい、パヌール。
って、寝言?
そう寝言かもしれないね。
寝言でも言ってしまうパヌールワインの旨さ。
当店価格別部門でトップ。
低価格ながら健闘している。
パヌールに関してはほとんどのお客様がケース買い!!
店舗前面が駐車場の当店はケース買いが多いのが特徴。
★ パヌール メルロー
チリの躍進は続く・・・。
当店でもこのワインはずっと扱っている。
それだけ支持をされています。
メルローらしい豊で丸みを帯びた果実味。
プラムを連想させる香り。
味わいはしっかりとある奥深い。
価格を考慮したらスバリ買い。
ほとんど店内で力説ナシで口コミだけで売上高が伸びる。
こんなワインはまた別格だ。
詳細は【クリック】2016年12月9日