Aさん:当店常連様ワインとクラシック音楽好き。
店主:若い頃ヴァイオリンを習い志した。通称ピノさん。
店主:悔やまれる。うう・・・。
生きる活力を失いそう。うう・・・・。
悔やんでも悔やみきれない。うう・・・・。
天から槍が降ってくる。うう・・・・。
Aさん:どうしました?
店主:10月16日 N響でストラヴィンスキーの春の祭典の演奏。
会場に行けばよかった・・・。TVで録画鑑賞となった。
おとなしく鑑賞です。横には渋茶と和菓子。
何でか、和風スタイルで鑑賞です。
Aさん:それは残念ですね。
店主:ヴェデルニコフ指揮です。
Aさん:日本ではまだ馴染がないですね。
店主:春の祭典のリズムばかり目立つ。しかし、表現が深く良かった。
決して、軽快ではなく重苦しかった。
これが古代の生贄の儀式でしょうね。
Aさん:私は世界の小澤指揮でシカゴ交響楽団を頻繁に鑑賞します。
店主:1968年7月8日の演奏ですね。
確か、村上春樹氏もこの演奏について世界の小澤と対談していました。
これもリズムカルで金管楽器が躍動的でいいです。
しかし、初演したピエール・モントゥーの演奏は全然違う。それこそ、ヴェデルニコフが近い。
おどおどしく不気味。
彼、曰くヨーロッパではリズム重視でスリム。
ロシア出身の私はもっと違うと、正にそれを実践。
Aさん:モントゥーの音源はいつ?
店主:1957年4月12日です。
初演した指揮者が後に録音、これは大変に貴重。
当店クラシック音楽遺産録音部門認定です。
春の祭典は初演当時は超問題作でした。
しかし、今は名曲です。
しかも、クラシック音楽後進地のロシアの作曲家の作品。
あの地なくして創作されなかった。
ドビュシーにはあの野蛮な作品は創作できないでしょうね。
Aさん:そうですね、甘美なフランス音楽では無理に思う。
店主:来年は春祭を聴きにいきますよ。
詳細は【クリック】2016年12月26日
最終更新日:2016-11-07