シューベルト冬の旅とポマール
贅沢にも四季を楽しめる日本。
季節季節に合うワイン、料理、音楽を味わう。
それらにより五感で季節を感じる。
本格化した寒さに銘醸ブルゴーニュは一段と深みを与える。
深々とした寒さにシューベルトのリートが恋しくなる。
しかも久しぶりにレコードで・・・。
声楽はやはり針を通しての温もりが一番なんだな。
フランツ・ペーター・シューベルト享年31歳。
ロマン派を代表する大作曲家。
ですがその人生があまりにも短いのが残念である。
しかし、後世の私達に名曲を数多く残してくれている。
私が愛する冬の旅。
ミュラーの詩を元にシューベルトが手を加え作曲。
優れた歌曲はすぐれた詩によって生まれる正に模範例。
冬の旅の特徴としてピアノが詩の風景を見事に描写。
ロマン的気持ちが写実的な動画のように描かれている。
ワインを飲みながら冬の旅を鑑賞する。
【おすすめレコード】
ハンス・ホッター(バリトン)
ジェラルド・ムーア(ピアノ)
【合わせたいワイン】
★ 2012 ポマール
ドメーヌ パラン
シンプルでありながらブルゴーニュらしい。
それがパランのワインである。
生み出されるワインもクラシカル。
ポマールらしくスパイシーな感じ。
不思議な事にポマールは若いうちからなめし革のニュアンスを感じる。
またそれら感じさせてくれポマールを意識する。
その点ではパランは模範的。
シューベルトは気さくで人柄が円満。
大のワイン好きというかアルコール好き・・・。
私は彼とお会いした事はありません。
ですから、ちょっとしたうわさですけどね。
シューベルトさん節度を持って楽しみましょうね。
2018年12月30日
静岡県 藤枝市 ワイン専門店ピノ ノワール
この第九を聴け!!
私が小学校6年生の時購入したLP
当店店主はワインとクラシック音楽に造詣が深い。
そんな私から・・・。
年末に第9。
私はあまりこの現象を肯定はしていない。
しかし第9でクラシック音楽を身近に感じて頂きたい。
ベートーヴェンの第9の演奏は無数にある。
第5番と並び人気だ。
第9は交響曲に新たな息吹を吹き込んだ名作である。
万国の指揮者が指揮をし世界中のオケが演奏をしている。
ですが、やはりドイツ人の指揮者が素晴らしい。
巨匠フルトヴェングラーの名演である。
レコード鑑賞がおすすめ。
特にモノラル録音はレコードが最高である。
1951年7月29日、バイロイト祝祭劇場でのライブ録音。
まさに、神がかっている。
この演奏をフルトヴェングラー最高の1枚と評する人は多い。
私もそう確信している1人である。
現在の指揮者では限りなく演奏不可能であると思う。
今の指揮者ではこの手の演奏は出来ないのである。
歌手陣もまた素晴らしい。
特にソプラノのシュヴァルツコップは価値がある。
フルトヴェングラーのお気に入りであるエーデルマンも期待に応えている。
精神の極み、幻想的なカオスから旋律が誕生し苦難と絶望を乗り越える。
第1、第2次世界大戦という死を現実的に見たドイツ人の指揮者。
両大戦とも敗戦をし苦難からのスタートである。
父親は著名な考古学者であり特別な教育を受けたフルトヴェングラー。
幼少から作曲にその才能を発揮し恋にも敏感であった。
順風な人生もナチスによって奪われ利用された。
やはりヒトラーとゲッペルスのコンビは最強最悪であった。
戦争末期はゲシュタポに命を狙われ、コンサート後にスイスへ脱出。
数々のユダヤ人音楽家を救いながらも戦後は誤解されアメリカで批判の嵐に晒された。
しかし裁判で無罪を勝ち取り楽壇復帰。
折りしも、ワーグナー家とヒトラーの近い関係から戦後中断だれていたバイロイト音楽祭が開催。
楽劇の前に演奏された第9である。
ワーグナーが尊敬していたベートーヴェン。
第9は楽劇の前に唯一許された尊い作品である。
また祝祭劇場は当時、大部分が木造だったので,独自の温もりを感じる響きである。
クラシック音楽は、作品の時代背景や演奏家が置かれていた環境を知ることでより聴きやすくなります。
★ ベートーヴェン作曲
交響曲第9番 ニ短調
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮
バイロイト祝祭管弦楽団及び合唱団
エリザベート・シュヴァルツコップ
エリザベート・ヘンゲン
ハンス・ホップ
オットー・エーデルマン
1951年7月29日 ライブ録音
最高の第9である。
評価:★★★★★
音質:★★★★(モノラルとしては)
感動度:★★★★★
一言:第9ならこれがいい。
最後に一言:絶対に聴け!!
2018年12月28日
静岡県 藤枝市 ワイン専門店
対談:クラシック音楽の名演。
Bさん:熱烈なワインとクラシック音楽愛好家。
店主:寡黙な紳士・・・?
名演・・・。
クラシック音楽史上数々存在する。
例えば、ベートーヴェンの第5番。
フルトヴェングラー指揮ベルリン・フィル。
1947年5月27日のライブ録音。
記憶に残る名演が存在する・・・。
語りましょう・・・・。
店主:我々クラシック音楽愛好家は名演が好き。
ですが名演は簡単には生まれません。
日本に多大な貢献をしたサヴァリッシュ。
N響との最後の演奏は感動的でした。
私はコンサート会場で聴いていました。
会場全体が独自の雰囲気に包まれた。
これが最後かな・・・。
と聴衆は感じとっていました。
Bさん:そう・・・。
名演は何か察知するものがあるよね。
ピノさんは貴重な体験談が多いから羨ましいよ。
店主:クーベリックが1990年に亡命先から祖国チェコのプラハの春音楽祭でスメタナの我が祖国を指揮。
ハヴェル大統領ご臨席。
これは感動しました。
大統領ご自身も社会主義体制の中で苦労された人物。
あの時の昂揚感は凄かったです。
Bさん:私もあの演奏は人生の中でもトップクラスです。
人生の肥やしになっています。
店主:ピアニストならディヌ・リパッティ。
天才ですが早くして亡くなった。
モーツァルト然りメンデルスゾーン然り天才は早死。
リパッティは品性を保ちながら技巧を強調しない。
そして何より音楽に対し真摯な構え。
彼のショパンは凄い・・・。
現代であの響きを醸せるピアニストは0。
Bさん:ピノさん辛辣だね。
店主:自身の死が迫る中最後のリサイタルは涙。
聴衆もその点を理解していた。
所謂ブザンソン音楽祭のリサイタル。
68年前の1950年9月16日です。
バッハのパルティータ第1番・・・。
明るい作品も影を帯びながら進行。
グールドの演奏と比較するとテンポも息使いも違う。
しかしリパッティ特有の品性を感じる名演です。
Bさん:リパッティ含めルーマニアは才能ある人物が多い。
そう考えるとチャウシェスクは国の導き方に問題がある。
芸術って時代背景を知ると楽しい。
また考える力を与えてくれるね。
2018年12月25日
静岡県 藤枝市 ワイン専門店
がんばっております!!
ワイン専門店としての自負や責任。
常連様はじめ様々なお客様に愛され営業。
専門店として10年以上が経過しています。
日常風景を・・・。
H氏:最近常連様の仲間入り。
川根から時間を掛けてご来店。
ワインへの気合は恐縮致します。
店主である私は以前XJ1100の大型バイクを乗っていた。
空冷でマフラーの爆音はまるで戦争状態でした。(懐かしい)(マフラーは確かベビー・フェイス)
NSR250(乾式クラッチ)も所有していました。(あの加速は凄い下半身がもぎ取れそうでした・・・)(2ストの加速とマフラーからの匂いが好きでした。)
H氏も88年式NSR2500を乗っていてバイクの話でも盛り上がる。
自称走り屋だった私と正真正銘の走り屋のH氏には恐縮だ!
H氏:年末1本、3千円で4本、品種別でセレクトしておいて。
愛娘と飲むから・・・。
店主:はい、かしこまりました。
(ワイン専門店としての自負、感無量)
(基本にCSでやはりピノ ノワール
そして南仏のシャルドネに米国のSBに決定!!)
やはりステーキ ハウス CS
CS85%にメルローが15%
米国は75%以上で品種を表記できる。
当店販売価格¥2,746(税込)。
分厚いステーキを念頭に造った。
米国的CS・・・。
ブラックベリーや煮詰めた香り。
鉛筆の芯、墨汁的なニュアンスも感じる。
ドスンと密度の濃い味わいに複雑さもある。
余韻にオリエンタルスパイスのアクセント。
旧世界のCSよりも新世界のCSを知って欲しい。
ですから選定した・・・。
とまたまた・・・、いらっしゃいませ。
G氏:島田市の歯医者の先生。
腕の良さと人柄が評判の歯科医院。
G氏:お世話になった兵庫の眼科の先生へワインの手配を頼みます。
先生はお付き合いも上級だからワイン1本4、5万円でいいよ。
店主:はい・・・かしこまりました。
(ワイン屋の店主として最高の時だ)
これは伝説のワインにしよう。
フリーマーク・アヴィーの登場だ。
あのフランス勢敗退からの40年リターンマッチ。
日本の某兆で開催された・・・
その時、赤で1位に輝いたフリーマーク・アヴィーCS
その上位のシングル・ヴィンヤード、シカモア。
申し分ない、我ながらあっぱれ!!
★ 99 シングル ヴィンヤード シカモア CS
フリーマーク・アヴィー
米国 カリファルニア ナパ・ヴァレー
当店販売価格¥54,000(税込)
ワイン専門店ピノ ノワール。
お客様の様々なご要望に応えるべきがんばっております。
2018年12月23日
静岡県 藤枝市 ワイン専門店
対談:クラシック音楽を語る
Aさん:ワインとクラシック音楽愛好家。
教養人であり当店通い歴9年。
店主:常連に囲まれたワイン屋の店主。
個性的ながら人情家・・・。
20世紀のスーパー スター音楽家。
カラヤンとバーンスタイン。
良くも悪くも対照的な二人・・・。
彼らが楽壇を去り寂しい風が吹くクラシック音楽界。
彼らを継ぐ新しいカリスマが求められる。
語りましょう・・・。
店主:バーンスタイン生誕100年。
早いです。時が経過するのは・・・。
ニューヨーク・フィルのデビューは衝撃的。
アメリカ生まれの彼はスター性を秘めていた。
指揮者としての活躍が多忙を極め作曲活動に支障。
Aさん:仕方ないよね・・・。
人気者だからさ・・・。
それでも素晴らしい作品を多く残した。
店主:ミュージカル作品も凄い。
ウエスト サイド物語・・・。
結構好きです・・・・。
バーンスタイン指揮でホセ・カレーラス。
厳しいリハーサルでカレーラスと衝突。
カレーラスの「マリア」素晴らしかった。
Aさん:バーンスタインはマーラー・ブームを造り出した。
ユダヤ人としてシンパシーを感じていた。
同じ意味でインバル・・・。
店主:10歳年長のカラヤン。
まるで土壌が違う彼ら・・・。
意外とバーンスタインの方がヨーロッパ的。
カラヤンの方が大衆的・・・。
カラヤンはフルトヴェングラーを前に己の無力を痛感。
芸術的には歯が立たない・・・。
だったら伝統音楽を破壊し大衆受けさせた。
厳しい言い方ですが案外これが正解かもしれない。
Aさん:カラヤンは芸術は手放したがマネーを手にした。
店主:誰もマネできない芸当。
魂をお金に換金・・・・。
しかし同時代に生きていた作曲家の指揮は凄い。
リヒャルト・シュトラウスなんて絶品。
しかし故郷のモーツァルトは流暢さがありません。
ある意味当時のベルリン・フィルの短所かもしれない。
Aさん:ブラームスのシンフォニーも没。
しかしドイツ・レクイエムは上手です。
やはり得意不得意の差が激しい・・・。
店主:悪口を含めそれがスター!!
やはり二大巨頭が去りクラシック音楽は斜陽。
悲しい事態に陥っています。
元気だせ、我がクラシック音楽。
モーツァルト、ベートーヴェンよ復活だ!!
2018年12月23日
静岡県 藤枝市 ワイン専門店
対談:クラシック音楽は永遠
芸術を理解するのは大人の嗜み。
Fさん:ワイン、歴史マニア。
当店通い歴10年。
店主:ヴァイオリンを習い志す。
今は小さなワイン屋のゴッド。
これから起こる事態を予見か!!
カール・オルフのカルミナ・ブラーナ。
フォルトゥナの悪意か心変わりか・・・。
世界大戦前の混沌とした背景・・・。
時代は良きも悪きも進むのである。
それは時に残酷ですらある。
店主:オルフは軍人の家系です。
ですから戦争やその雰囲気に対して敏感でした。
結果・・・。
名曲カルミナ・ブラーナが完成。
カルミナ・ブラーナ自体は元々あります。
しかしそれを劇的な作品に仕上げました。
Fさん:衝撃的な始りですよね。
インパクトがある・・・・。
店主:パーヴォ・ヤルヴィ指揮N響。
素晴らしかった・・・。
しかし若き小澤 征爾指揮、ベルリン・フィルはもっと凄い。
若き小澤が世界NO1オケ相手にタクトを振る。
私はこの演奏に心底感動した。
そして後年、ラトル指揮、同オケのCDを購入。
あまりに味じ付けが不自然でした。
この時期のベルリン・フィルはあまり好きではありません。
Fさん:小澤さんは恵まれた人物。
才能ある先輩に薫陶を得た・・・。
カラヤンにバーンスタイン・・・。
好かれるのは彼の長所ですね。
店主:私もそう思います。
話は戻りますが・・・。
オルフはドビュッシーから影響を受けた。
ドビュッシーから影響を受けた作曲は多い。
彼が20世紀の音楽の潮流を造ったと言ってもいい。
ソナタ形式からの解放・・・。
堰を切った様に多様化した。
譜面と言うパレットに色彩豊かな音符。
ドイツ系作品にはない斬新さは驚嘆です。
Fさん:オルフは悲しいかな・・・。
あまりにカルミナ・ブラーナが有名で他が紹介されない。
店主:パーヴォ・ヤルヴィはそれ以外を演奏した。
ガンガンにドビュッシーに影響された作品でした。
躍る牧神・・・。
確か日本初演、しかし模倣の域。
研究材料としては興味があります。
Fさん:困るな・・・。
ピノさんはクラシック音楽=研究だからな〜。
店主:同時に楽しんでいます。
ワインもクラシック音楽も深く知って価値がわかる。
これです・・・。
2018年12月21日
静岡県 藤枝市 ワイン専門店
おすすめは一押しである。
年末年始・・・。
古酒から泡物から赤白。
オレンジワインにロゼまで人気。
ストックは大丈夫ですか・・・。
近くのスーパーでいいって・・・。
いやいや本格的専門店が一番でしょ。
最低限ソムリエ在中・・・。
今やソムリエがいるお店は当たり前。
当店では経験豊かなソムリエが上手にエスコート。
それが支持されている理由・・・。
飲み頃当り年ボルドー入荷。
当店の厳しいテイスティングは有名・・・。
その審査を合格し店頭に並ぶのである。
★ 2010 ヴァランタン
メルロー主体にCS
まさに飲み頃・・・。
落ち着いた雰囲気、滑らかな味わい。
まだまだ果実は生き生きとして語る。
中域から後半にかけてスパイシーで余韻も長い。
これは素晴らしい旨安ワインです。
そしてバローロ。
王様として君臨。
イタリアワイン界だけではなく世界のワインの中でも堂々としたもの。
今回は貴重なジャンニ ヴォエルツィオである。
生産量は少なく貴重・・・。
http://pinotnoirno1.blog.fc2.com/img/trtrtrtrt.jpg/" target="_blank">https://blog-imgs-113.fc2.com/p/i/n/pinotnoirno1/trtrtrtrt.jpg" alt="trtrtrtrt.jpg" border="0" width="296" height="296" />
★ 2005 バローロ ラ セッラ
販売価格は店頭で確認を!!
いいワイン揃っています。
2018年12月20日
静岡県 藤枝市 ワイン専門店
シャンパーニュ飲みましょ。
当店店主はワインとクラシック音楽の伝道師。
そんな伝道師を自負する私からご指南。
偉そうにご指南を使わさせて頂きました。
2019 ニューイヤー・コンサート。
世界に配信されるウィーン・フィルのイベント。
著名な指揮者が登場する。
普段クラシック音楽に縁のない人も鑑賞。
例年私はロゼ シャンパーニュとおせち料理で鑑賞。
2019年はティーレマンが登場となる。
初の大役となり期待が大きいです。
彼はウィーン・フィルと良き関係を築いている。
過去には大御所カラヤンも登場した・・・。
私は中学生であったと記憶している。
毎年、親戚へお年玉を頂きに行きます。
しかし夜放送されるカラヤン指揮の事で頭が一杯であった。
そしてベルリン・フィル音楽監督就任前のアバド。
彼は躍動的でした・・・。
あの指揮を見て次期ベルリン・フィルの監督になると確信した。
それだけ力量を感じた。
彼の晩年の姿を考えると病気は恐ろしい。
そして恒例のニューイヤー・コンサート歴代の中でも華。
それはカルロス・クライバーであろう。
気難し屋で恥ずかしがり屋の天才の登場。
彼は気分が良かったのか2年連続。
ワルツを指揮するクライバーは素敵であった。
私が女性でしたら惚れます。
そしてお勧めのシャンパーニュは今年一番売った・・・。
ボーモン デ クレイエール。
特徴はやはりクール・ド・キュヴェ。
別名ハートのキュヴェ使用の高品質な仕上がり。
やはり純度由来の上品さには脱帽です。
★ 08 フルール ロゼ ブリュット ミレジム
ボーモン デ クレイエール
ピノ ノワール シャルドネ ピノ ムニエ
試す価値大有りですね・・・。
2018年12月17日
静岡県 藤枝市 ワイン専門店
私の名曲散策・・・。
当店店主はワインとクラシック音楽に造詣が深い。
そんな私からこだわりの名曲をご紹介致します。
寒い季節はチャイコフスキーを無性に聴きたくなる。
名曲中の名曲ピアノ協奏曲第1番。
初演時は難曲と敬遠された作品は今や名曲。
世界中で演奏されない日は無いであろう。
因みに彼はピアノ協奏曲を3曲残しています。
トスカニーニとホロヴィッツの共演。
火花散る演奏で驚いた・・・。
協奏曲は面白い。
ソリストを包込む演奏。
またはソリストと対峙する演奏。
それにはソリストと指揮者の年齢や関係性に連動する。
トスカニーニとホロヴィッツはトスカニーニが義父。
あの厳しい彼が当時最高峰のピアニストを娘婿に向かえた。
ですから技巧を試す場になったのは必然であろう。
それに対して包み込む演奏。
それは最晩年のカラヤンとキーシンだ。
カラヤン80歳、キーシン17歳。
歳の差63歳、孫の差である。
しかもカラヤンは間もなく死去・・・。
老巨匠はキーシンの楽屋で涙した有名なエピソードもあります。
カラヤンとベルリン フィルとの蜜月関係は破たん。
両者の関係は冷え切っていた。
それを見越してカラヤンはウィーン・フィルとの関係強化中でした。
しかしだ・・・。
流石は一時代を築いた関係。
オケの隅々まで神経が行き渡りカラヤンの指揮に反応する。
弦楽器が美しい事・・・・。
若きキーシンを強引に抑えるのではなく包。
カラヤンの腕が広がり温かく包み込む。
アンチ・カラヤンの私でも愛聴する傑作。
今宵はクラシック音楽鑑賞ですね・・・。
2018年12月15日
静岡県 藤枝市 ワイン専門店
私はホ短調が好き。
当店店主はワインとクラシック音楽に造詣が深い。
そんな私〜
私はホ短調が好き・・・。
ホ短調の傑作は、やはりブラ4。
ブラームスの第4番ホ短調・・・。
堂々のホ短調。
そして愛するメンデルスゾーンの名曲。
ヴァイオリン協奏曲ホ短調・・・。
私がヴァイオリンを習うきっかけの作品。
メンコンを聴いてヴァイオリンを習った人は多いと思う。
簡素ながら熟成した作品。
因みに近年発見されたニ短調もあります。
しかしメンコンと言えばホ短調です。
古典派の時代は敬遠されたホ短調。
そうだよ貴族が華やかさを求め・・・。
権力、財力を見せる一つの手段であるからホ短調は使いずらかった。
ある意味、ロマン派で開花したのかもしれない。
内省にはホ短調は優れている。
ブラ4の音程を丁寧に確認しながら進行する様はホ短調好きにはたまらん。
自己陶酔しながら涙涙です・・・。
ワインも調性がある。
このナパ・ヴァレーはドラマチックなニ短調だな。
とか、このシャンパーニュはニ長調だな・・・。
勿論色彩で感じる場合だってある。
このドイツは透明感がある薄いピンクだな。
とか、プーリアは濃厚で少し黒味を帯びた赤だな。
とか・・・・。
私の場合は音楽でも例える。
このクレマン ド ブルゴーニュはドビュッシーの牧神の午後への前奏曲だな。
あっ意味は昼食と共に楽しみ・・・・。
思わず、うとうと・・・。
あ〜幸せ・・・。
オーパス ワンでしたら作品1の意味。
しかしそのワインはブルックナーの第8でしょ。
幾重に層を構築しながら上品、繊細。
しかも人々を魅了する。
ベートーヴェンの作品はオーパスで数える。
因みにモーツァルトはケッヘルです。
ケッヘルの素晴らしい業績は書籍にもなっている。
興味がある方は一読アレ!!
感受性を楽しむアルコール。
それがワインである。
★ 2014 プレリュード CS
ルーウィン エステイト
西豪州 マーガレット・リヴァー
当店販売価格¥4598(税込)
さてさてこのワインは?
変ホ長調・・・・。
飲んでいてワクワク。
壮大な味わい・・・。
あなたは何調を選びます?
2018年12月13日
静岡県 藤枝市 ワイン専門店
財布の紐を緩めましょ・・・。
死語に近いのが財布の紐を緩める?
時代の進歩と共に死語が生まれる。
これは宿命である・・・・。
と無事に前置きが終わりました。
拍手喝采!!
年末年始・・・。
ワインをチョッピリ背伸びしよう。
そうです・・・チョッピリでいいんです。
ワインの世界が広がります・・・・。
ではでは・・・・。
やはりナパ・ヴァレー・・・。
当店人気上位のヘスさん。
今やプレミアム・ナパの代名詞。
★ 2015 ライオン テイマー
マルベック主体にジンファンデル
プティ シラー、CS、PV
M、ムールヴェドル
当店販売価格¥8458(税込)
強烈なセパージュです。
正統派ヘスの挑戦かよっ!!
しかしそこはヘス・・・。
バランスいいじゃん。
旨いじゃん・・・・。
そして最高のメルロー。
私は信じている最高峰のメルローだと。
それがダックホーンでしょ・・・。
http://pinotnoirno1.blog.fc2.com/img/grtrrtr.jpg/" target="_blank">https://blog-imgs-113.fc2.com/p/i/n/pinotnoirno1/grtrrtr.jpg" alt="grtrrtr.jpg" border="0" width="296" height="296" />
★ 2015 メルロー ナパ ヴァレー
メルロー主体、CS、CF、PV
当店販売価格¥8532(税込)
本場ジロンド川右岸とはまた違う。
ワインっておもろい。
ナパは凝縮感が強く、それでいてエレガント。
それには上質な酸味が影響・・・。
様々な微気候の産地・・・・。
ダックホーンの強みは立地の素晴らしい自社畑。
そして長い信頼関係にある契約畑。
まさに神がかったブレンドになるのである。
2018年12月11日
静岡県 藤枝市 ワイン専門店
ラトル来日・・・・。
Dさん:ディープな人、歩く百科事典。
店主:ワインとクラシック音楽に傾倒。
NHK音楽祭。
サイモン ラトルがロンドン交響楽団を率いて来日。
世界の頂点を極めたラトルが次の世界を魅せた。
店主:ベルリン・フィルの重圧から解放。
やはり母国のオケと相性がいいですね。
Dさん:ラトルは人生の階段を順調に上がった。
しかもトントン拍子だったね。
店主:バーミンガム市交響楽団を世界レベルに高めた。
その手腕は見事でした。
彼が来日した時マーラーの交響曲第1番をコンサートで聴きました。
もの凄いエネルギーでした。
その後、世界の頂点ベルリン・フィルのシェフとなりました。
今や彼はサーの称号を持っています。
Dさん:ベルリン・フィル退任コンサートでマーラーの第6番を指揮。
マーラーが得意なんだよね。
店主:今回のプログラムは興味深い。
オーストリア、ドイツ系以外の作品。
しかも20世紀を代表する作品です。
Dさん:意外とラヴェルも素晴らしかった。
音の色彩感は流石フランスです。
店主:シマノフスキーのヴァイオリン協奏曲第1番。
これは神秘的な作品です。
世紀末のウィーン的・・・。
美しい響きの中にも破壊的な感じを受けます。
そしてヤナーチェク・・・。
ここ数年見直されている作曲家。
Dさん:そう考えるとイギリス人らいし選択だね。
ドイツ人ならやはりドイツ物を取り入れる。
ですからイギリス人はユニーク。
店主:思ったのは流石は東京です。
静岡でこのプログラムはあり得ない。
多分理解されない・・・。
耳の肥えた層が充実している首都ならではです。
静岡でも少し踏み込んだ作品をプログラムして欲しい。
2018年12月10日
静岡県 藤枝市 ワイン専門店