素敵なマリアージュ
右手にワイン。
左手にクラシック音楽。
これが私の大好物・・・。
今年一番の収穫は64年ぶりに発見されたフルトヴェングラーの音源。
既に同日演奏されたベートーヴェンの第3番。
そしてシューマンの第4番の音源は発売されています。
しかし前半に演奏されたシューマンのマンフレット序曲、約13分の小品は欠落していた。
それが64年ぶりに発見。まさに大発見である・・・。
私が愛する古代ローマの未知の遺物が発見された喜び。
これでその日の演奏会のプログラムは完成、美完となる。
偉大な指揮者は序曲などの小品も素晴らしい。
フルトヴェングラーは2種のマンフレットが存在する。
★ 1949年12月18日 ベルリン・フィル
★ 1951年1月24、25日 ウィーン フィル
そして今回は1953年8月26日。
ルツェルン音楽祭におけるライブ録音である。
霊感漂う異様な雰囲気。
手兵ベルリン・フィルではないものの即座にフルトヴェングラーの音色。
心の葛藤が垣間見れ、激しさ、静けさを感じる名演。
しかもオリジナルテープから立ち上げており音質は上々。
そしてワイン。
何故か白を選択。
しかもイタリア ピエモンテ。
ブルゴーニュの白に対抗できるのはフリウリ ベネチア ジューリア。
そしてこのピエモンテくらいだろう。
私が愛するエットレ ジェルマーノ。
厳しい私が愛する造り手・・・。
☆ 2015 ランゲ シャルドネ
当店販売価格¥3,456(税込)
ジェルマーノのセッラルンガ ダルバのバローロ。
力強く同村を象徴するかのようだ。
そして知ってか知らぬのか美しく対比するシャルドネ。
爽やかで繊細。
幅の広い味わいを表現できるのが真骨頂である。
感動的なマリアージュでした。
詳細は【クリック】2017年12月25日
静岡県 藤枝市 ワイン専門店ピノ ノワール
シューベルトのシンフォニー
当店店主はワインとクラシック音楽に人生を捧げた。
そんな私がクラシック音楽の盟主シューベルトを語る。
思わず口ずさんでしまう。
それがシューベルトの未完成。
所謂、交響曲第7番ロ短調。
私が若い頃、即ちレコード時代は第8番でした。
ベートーヴェンの第5番と未完成。
これは黄金の組み合わせ・・・。
黄金の組み合わせはあらゆる有名指揮者で発売された。
日本人はベートーヴェンとシューベルトが好きなのだ。
今でこそシューベルトは交響曲の作曲家と思われている。
しかし生前の彼は歌曲や室内楽の作曲家と認識されていた。
第8番とシューマンの運命的出会い。
そしてメンデルスゾーンの尽力。
など運命的な事が重なり今日がある。
あの当時、約1時間の大曲は演奏されずらい。
楽聖ベートーヴェンの第9すら再演は厳しかったという。
真冬はシューベルトのリートは似合う。
それに連れてシンフォニーもいいんだな〜。
【おすすめ音源】
やはりシューベルトはフルトヴェングラー。
★ シューベルト作曲
交響曲第7番ロ短調
1954年5月4日 パリ ライブ
敵対していたフランスでのライブ録音。
緊張感ある名演。
演奏後の温かい拍手は感動的。
★ シューベルト作曲
交響曲第8番 ハ長調
1951年12月 録音
イエス キリスト教会での録音
模範的な演奏。
内に激しさを秘めた好演
2018年1月7日
静岡県 藤枝市 ワイン専門店ピノ ノワール
歴史的ワイン
1999、2002、2004年3本セット
当店販売価格¥88,480(税込)
歴史の転換点、それはどの分野にも存在する。
グーテンベルクによる活版印刷。
交響曲に革命をもたらしたベートーヴェン、等々。
物や物流、思想、芸術は転換点を経て進化した。
ワインの新旧転換点は1976年。
そうパリ・ティステングだろう。
米国独立200年に合わせて開催された。
予想ではフランス勢の圧勝が確定路線であった。
しかし結果は、カリフォルニアワインの圧勝であった。
そして10、30年後のリターンマッチ。
こちらでも同様の結果であった。
この一連の流れが今日の新世界ワインの隆盛に繋がる。
何と40年後のリターンマッチは行われなかった。
それではと翌年、日本で開催された。
その模様はBSで放送されました。
結果は、ある意味衝撃。
ダークホースであった1969 フリーマーク・アビー CSが1位。
1976年や2006年では10位であった・・・。
今回は更に上位のシングル・ヴィンヤードをご用意。
★ 1999 CS シカモア ヴィンヤード
当店販売価格¥34,560(税込)
http://pinotnoirno1.blog.fc2.com/img/1999.jpg/" target="_blank">https://blog-imgs-116.fc2.com/p/i/n/pinotnoirno1/1999.jpg" alt="1999.jpg" border="0" width="226" height="226" />
★ 2002 CS シカモア ヴィンヤード
当店販売価格¥29,160(税込)
http://pinotnoirno1.blog.fc2.com/img/njjjjji.jpg/" target="_blank">https://blog-imgs-116.fc2.com/p/i/n/pinotnoirno1/njjjjji.jpg" alt="njjjjji.jpg" border="0" width="226" height="226" />
★ 2004 CS シカモア ヴィンヤード
当店販売価格¥24,760(税込)
http://pinotnoirno1.blog.fc2.com/img/2004.jpg/" target="_blank">https://blog-imgs-116.fc2.com/p/i/n/pinotnoirno1/2004.jpg" alt="2004.jpg" border="0" width="226" height="226" />
書籍:ロマン派の音楽家たち
毎月、数多くの書籍を乱読する私。
タイトルから興味が沸く場合や趣味から派生して購入する場合。
また、暇潰しに購入する場合と様々です。
そんな乱読人間の私が、ご推薦する書籍は作曲家。
★ ロマン派の音楽家たち
中川右介 著
ちくま新書
おすすめ度:★★★★★
中川氏の著書はどれも素晴らしい。
緻密な構成でわかりやすい。
今回も画期的。
作曲家の家族、恋人、時代背景。
それらを巧みに描写。
著者の大切な言葉を交えまるでその時代にいるようである。
同時代を生きた大作曲家。
メンデルスゾーン、ワーグナー、シューマン。
ショパンそしてリスト。
彼らの足跡を追う。
それで見えてきた交流。
そして見えてきた人物像。
ワーグナーの破天荒な人生。
天才メンデルスゾーンの早すぎる死。
シューマンとクララそして父親。
ショパンとサンド、当時の人気ピアニスト、リスト。
彼らの人生から創作される傑作。
クラシック音楽は作品の背景を知る。
それが作品の理解を深める近道です。
2018年1月6日
静岡県 藤枝市 ワイン専門店ピノ ノワール
クラシック音楽道!!
当店店主はワインとクラシック音楽に造詣が深い。
そんな私が気ままにクラシック音楽を語る。
題名はクラシック音楽道(みち)と呼んで下さい。
それはそれは楽しい道です・・・。
クラシック音楽は聴けば聴くほど理解度が増す。
私が愛するブラームス。
彼のシンフォニーはレコードが擦り減る程鑑賞した。
と、昔の例えかな・・・・。
しかし長年聴き続けている。
何度聴いても新しい発見がある。
その発見を教えてくれるのが素晴らしい演奏家となる。
クラシック音楽はキリスト教が原点。
教会で権威を高める為に奏された。
ですからその進化系であるレクイエムは素晴らしい。
作曲家のお国柄が色濃く反映される。
ですからフォーレの美しさ・・・。
ヴェルディのゴージャスさ・・・。
ブラームスの奥深さ・・・。
等々・・・。
と聴いていて飽きない。
私は気分により使い分ける。
自然に接し気分がリフレッシュされた場合はフォーレ。
私の好きなディースカウの美声は納得させられる。
何か思いついた時や幸福を感じた時は迷わずヴェルディ。
気分が高揚し更に前進する。
最後に物事に真摯に向き合いたい時。
それにはブラームスである。
と全くレクイエムの正しい聴き方ではありませんが、作曲家がまじめに対峙した作品は素晴らしい。
まさしく後世への贈り物である。
詳細は【クリック】2018年1月5日
静岡県 藤枝市 ワイン専門店ピノ ノワール
ワインとクラシック音楽を楽しむ。
明けましておめでとうございます。
皆様、年末年始どのように過ごされましたか?
私はワインとクラシック音楽。
そして大好きな読書。
口、耳、目とフル稼働でした。
今年のウィーン・フィルのニューイヤー・コンサート。
イタリア人指揮者のムーティー。
新鮮さに欠ける・・・。
カラヤンが晩年に指揮した時は1か月位前から興奮した。
やはり独自の雰囲気を醸していた。
アバド指揮は華やかだった。
ベルリン・フィルの監督就任前でまさに油が乗っていた。
カルロス・クライバーが指揮の時・・・。
本当かよ、キャンセルするんじゃないのかい。
指揮姿に魅せれた〜。あれはカルロスだけ〜。
ある女性は身を乗り出していたのが印象的だった。
イケメン指揮者だったからね。しかもシャイな彼!!
とまだワクワク感があった。
しかしね〜。
それはそれとやはりワイン。
白を気軽に飲みながらワルツ。
私はこれが定番、ワルツには白が幸せ。
しかもムーティーだからイタリア・・・。
☆ 2013 ザクロス オッフィーダ ペコリーノ
サン・ジョヴァンニ
イタリア マルケ
当店販売価格¥3,024(税込)
土着品種ペコリーノ。
シャルドネやSBばかりでは・・・。
そういった方にはおすすめです。
イタリアは土着品種の宝庫。
まさに宝の山である。
新樽100%。
お見事!!
綺麗に調和され品がある。
ペコリーノは単調な仕上がりも多い。
そういうイメージから敬遠される。
しかし流石はサン・ジョヴァンニである。
その点を考慮した優品。
何かが欠けたコンサートに華を添えてくれました。
2018年1月4日
静岡県 藤枝市 ワイン専門店ピノ ノワール
最後はクラシック音楽対談だぜ!!
Aさん:当店常連様ワインとクラシック音楽好き。
店主:若い頃ヴァイオリンを習い志した。
店主:年末、N響の第9。
エッシェンバッハ指揮ですね。
Aさん:彼は今充実期ですからね。
またウィーン・フィルとの関係も良好。
店主:今後はクラシック音楽界に地殻変動ありですね。
名門ベルリン・フィルのシェフが代わる。
しかも謎多きペトレンコ。
先日、バイエルン国立管弦楽団を引き連れ来日。
ワーグナーのワルキューレ第1幕を演奏。
日本の聴衆はおめでとうも含め喝采でした。
Aさん:日本人はベルリン・フィルに甘いからね。
最近のベルリン・フィルは精彩に欠ける。
表現に幅がなくレベルが低下している。
店主:ラトルはバーミンガム時代が良かった。
アバドもベルリン・フィルの監督になってからプレッシャーからかあまり活躍出来なかった。
やはりベルリン・フィルはドイツ出身の指揮者がベスト。
極端に言えばベルリン生まれ・・・・。
Aさん:ティーレマンの事。
店主:彼は不器用ですけどね。
バイロイトでも指揮をしているし年齢的にもいいです。
またブルックナーのシンフォニーも意外といいですよ。
彼はコレペティートアからの叩き上げ!!
私は〜コンクール優勝とかは評価しない。
何故、何で数人の審査員で評価するのってね。
しかも政治が絡む場合もある。
ルーマニアのピアニスト、リパッティでもそうだった。
彼程のピアニストはいない。
しかし結果は第2位・・・。
コルトーは抗議して辞任。
芸術作品を芸術として表現できるリパッティが第2位。
Aさん:ピノさん熱くならない、ならない。
でも今ではそれが伝説。
箔が付いたよね。
店主:そうかもしれません。
とにかく斜陽なクラシック音楽界が盛り上がって欲しい。
夢は室内楽が演奏できる小さなホールを地元藤枝に建てる事です。
名称はピノ ノワールホール・・・。
ワイン片手に気軽にドビュッシーを鑑賞、素敵です。
2017年12月31日
静岡県 藤枝市 ワイン専門店ピノ ノワール
気軽な贈答
藤枝のワイン専門店ピノ ノワール。
ワインの種類は縦横無尽。
だから楽しい・・・。
だから飽きない。
季節季節に合ったワインが日々入荷。
年間で良く売れるのがボコパ。
リピート率が高いワイン。
ですからそれだけ支持されている。
スペイン、バレンシア州アリカンテ。
歴史ある産地です・・・。
が、質より量の時代があった。
味わいを軽視した結果は衰退。
そんな状況を打破しようと1987年に設立されたのがボコパ。
★ 2015 コンデ デ アリカンテCS
当店販売価格¥1,489(税込)
おすすめ度:★★★★★
一言:飲みやすいですよ
CS100%。
カベルネ・ソーヴィニヨン100%です。
ボルドーのCSと比べ単調ではあります。
しかし豊かな果実味でストレート。
素直は表現は好印象です。
http://pinotnoirno1.blog.fc2.com/img/efefeefefefe.jpg/" target="_blank">https://blog-imgs-116.fc2.com/p/i/n/pinotnoirno1/efefeefefefe.jpg" alt="efefeefefefe.jpg" border="0" width="296" height="296" />
そしてチリのルート1。
文字通り接ぎ木無しの自根。
http://pinotnoirno1.blog.fc2.com/img/dfdfeffefef.jpg/" target="_blank">https://blog-imgs-116.fc2.com/p/i/n/pinotnoirno1/dfdfeffefef.jpg" alt="dfdfeffefef.jpg" border="0" width="296" height="296" />
★ 2013 ルート1 CS
当店販売価格¥1,490(税込)
詳細は【クリック】2017年12月24日
静岡県 藤枝市 ワイン専門店ピノ ノワール
芸術的マリアージュ
当店店主はワインとクラシック音楽に造詣が深い。
そんな私から素敵なマリアージュをご紹介。
ドミートリイ・ショスタコーヴイチ。
クラシック音楽の歴史上偉大な作曲家の一人。
また私が知る作曲家の中でも孤高の天才。
彼はスターリン下のソ連で活躍した。
抑圧された環境での創作活動は極めて困難。
ある時は権力に迎合。
またある時は批判的。
中々、気持ちの奥底を表さない人物として有名。
さらけだした瞬間に消される世界であるからだ。
ジターノフ批判にさらされ背水の陣で臨んだ。
芸術家としても一人の人間としてもである。
それが、交響曲第5番ニ短調である。
批判は完全な勝利へと変わった。
しかし実は彼流の批判に満ちた作品である。
合わせるワインは真逆がいいですね。
そう開放的なピノ ノワール。
ですから新世界といきたい。
★ 2014 ピノ ノワール カーター ヴィンヤード
ケン ライト セラーズ
米国 オレゴン
当店販売価格¥8,964(税込)
ケン ライト セラーズのピノ ノワール
ウィラメット ヴァレー最上の一つである。
モダンな表現で現代人には共感を呼ぶ。
香りや味わいを初心者の方でも表現しやすい。
それ程に理解しあえる・・・。
人気の秘密はその辺りにあるのかもしれない。
内向的な作品には開放的なワインが合います。
詳細は【クリック】2017年12月23日
静岡県 藤枝市 ワイン専門店ピノ ノワール
今年中には飲んで欲しい白
限りある人生。
悲しいかな、無限ではない。
それは誰もが知る事実。
昔から権力者は不老不死を求めた。
結果は周知の通り。
短い人生では、その道のプロに助言を求める。
それがますは一歩である。
複雑なワイン道。
迷わずに楽しむにはやはりその道のプロの助言を受ける。
それが適切です。それが究める近道。
ワインにはソムリエというプロが存在する。
彼らに気軽にアドヴァイスを受けるのが最上です。
当店年間売上本数上位。
それがエイリアス!!
匿名の名を冠するワイン。
何々、怖い、恐ろしい・・・。
って、そんな事はありません。
8人でワイン造りをしています。
それぞれは別のワイナリーで励んでいます。
それは某有名ワイナリーばかり、ですから価格もそれなりです。
それに対して価格を抑えカルト系ワインを造りたい。
そんな気持ちからエイリアスと命名。
正に理念ある人達ですね。
http://pinotnoirno1.blog.fc2.com/img/efefeffefefgyu.jpg/" target="_blank">https://blog-imgs-116.fc2.com/p/i/n/pinotnoirno1/efefeffefefgyu.jpg" alt="efefeffefefgyu.jpg" border="0" width="296" height="296" />
☆ 2013 エイリアス シャルドネ
カリフォルニア
当店販売価格¥1,728(税込)
香りは印象的。
華やかであり品がある。
ワインは色調や香りで最初の印象が決まる。
また味わいにはしっかりとした酸を保持。
この酸が品の良さ素性の良さに繋がる。
余韻にミネラル感を感じ好印象です。
詳細は【クリック】2017年12月22日
静岡県藤枝市 ワイン専門店ピノ ノワール
当店ソムリエ厳選イタリアワイン
年末年始は知人、友人・・・。
様々な人と親交を厚くします。
そんな時に贈り物は必須です。
【イタリアワインセット】
バルバレスコの名手。
バルバレスコ村、トレイゾ村に畑を所有。
器用にも土着品種と国際品種を栽培。
中でもネッビオーロから造られるバルバレスコは素晴らしい。
★ 2014 バルバレスコ アジリ
当店販売価格¥7,876(税込)
☆ 2016 ランゲ シャルドネ セルミネ
当店販売価格¥3,440(税込)
そしてラツィオから・・・。
ローマ北西にそのワイナリーはある。
サン・ジョヴェナーレである。
オーナーがこの地を訪れ一目ぼれし購入。
特質すべきはコンサルタントにマルコ・カゾラネッティを起用。
そうです、クルニを手掛ける天才。
http://pinotnoirno1.blog.fc2.com/img/wdwdwdwdwdw.jpg/" target="_blank">https://blog-imgs-116.fc2.com/p/i/n/pinotnoirno1/wdwdwdwdwdw.jpg" alt="wdwdwdwdwdw.jpg" border="0" width="296" height="296" />
★ 2014 アベームス
シラー40% グルナッシュ40% カリニャン20%
当店販売価格¥8,596(税込)
インパクトある味わい。
収量20hl/haと低収量が成せる表現。
また同時に繊細さも兼ね備えている。
あらゆる飲み手を満足させる1本です。
詳細は【クリック】2017年12月21日
静岡県藤枝市 ワイン専門店ピノ ノワール
芸術の季節
私の好きなワインとクラシック音楽の季節。
外の景色と比例するかのように魅力が増す。
年齢を重ねるとその楽しみは更に貴重です。
チャイコフスキー。
有名作曲家の割に実は謎多き人物。
彼最後のシンフォニー。
しかも初演後、死去・・・。
甘美な第一楽章と対比する終楽章。
内籠的で自身への葬送曲にも感じる。
そこには第1楽章で感じた生への執着心は感じられない。
ベートーヴェンが確立した勝利の方程式に一石を投じる。
ため息か魂が抜けたのか、静かにシンフォニーは終わる。
まるで亡くなるかのように・・・。憶測が憶測を呼ぶ。
アルチャーノの世界。
サンジョヴェーゼの魅力を最大限引き出す。
サンジョヴェーゼは幅の広い品種。
クローンは多彩で中部イタリアの華である。
アルチャーノは見事に表現する。
私は再三言っている様にモノ・セパージュ信奉者。
それはテロワールを素直に表現するからだ。
勿論、ヴィンテージもである。
★ 2011 ストラーダ アル サッソ キァンティ コラシコ
テヌータ ディ アルジャーノ
当店販売価格¥7,370(税込)
2011年の猛暑を反映。
輪郭がしっかりとしている。
いやいや構造と言っていいだろう。
煮詰めた香り、リコリス、タバコのニュアンス。
複雑さもありこれから数十年は耐えられる能力を感じます。
詳細は【クリック】2017年12月17日
静岡県 藤枝市 ワイン専門店ピノ ノワール