★ ジャン・シベリウス
交響曲でたどる生涯
松原千振 著
交響曲や交響詩と共にその生涯を紹介。
クラシック音楽後進地であるフィンランド。
そんな地から何故、あの素晴らしい作品群が誕生したのだろう。
音楽作品は作曲家の人柄や背景を写し出す。
それは、決してうそをつかない。
シベリウスの作品は北欧らしい風景と純粋さ、そして冬の厳しさを醸す。
それを十分に感じながら鑑賞すると理解が早い。
そして、強欲な大国の側である小国フィンランド。
常に大国からの脅威を受け続ける。
精神的にも強くならねばならぬ状態。
ですから、より愛国心を感じます。
交響詩:フィンランディア。
フィンランドの人々の素朴さと愛国心を鼓舞する力強さを感じる。
そして交響曲第2番。地平線に沈んでいく太陽。
2024年5月
最終更新日:2024-05-30