ブラームスの交響曲第3番
当店店主はワインと芸術に造詣が深い。
ブラームスの交響曲第3番。
クリストフ エッシェンバッハのコンサートの余韻が冷めない。興奮状態を維持ING。
あれから何度もCDで鑑賞した。
久しぶりに第3番を何十回も聴いた。
因みにカール ベーム指揮。
ウィーン フィルの黄金の組み見合わせで鑑賞している。
並行聴きでフルトヴェングラーとベルリン・フィル。
最晩年の1954年のライブ録音。
これも熱量が凄いまさにフルヴェンだ!!
それだけ感銘を受けた。
初演のハンス・リヒター曰く、英雄交響曲。
第1楽章はソナタ形式。
提示部の印象的な導入部は金管のファンファーレ的。
ブラームスは金管、特にホルンの使い方が上手。
交響曲第1番終楽章の序奏のホルン(9小節)。
また、ピアノ協奏曲でもホルンが印象的である。
因みにリヒャルト・シュトラウスもホルンが素晴らしい。
彼のホルン協奏曲は傑作だ。
3小節目からのヴァイオリンがある意味第1主題かと想われる。
第2主題はクラリネット、親しみある旋律が心地良い。
展開部はかなり短いがある意味特徴である。
再現部はまさに聴くべきポイント。
コーダを向かえ183小節から最高潮に達する。
それと進行して静寂しながら緊張感を保持しつつ終わる。
劇的な楽章であろう。
海に例えるなら、潮の満ち引きが楽しい楽章。
満潮は大きさが違うが3回、これには満足だと思う。
第3楽章はあまりに有名。
映画でも採用されている美しい楽章。
ですから、ここでシャンパーニュを頂きたい。
贈答でもいいですね。
最近注目のコート デ バール。
エリアが広がったからでしよ!!
そんな意見もあるかと思う。
ポイントはシャブリと同じ土壌でエレガントに仕上がります。
終楽章はソナタ形式でヘ短調からヘ長調。
まさにこの交響曲の極みだと思う。
第1楽章の流れを継承しながら勝利を宣言する。
ベートーヴェンが確立させたシンフォニーを守る。
提示部、展開部、再現部、コーダとも完璧、これがブラームス。
再認識した、物語がある傑作だと思う。
ブラームス素晴らしいじゃないかい。
2023年5月19日
最終更新日:2023-05-19