アメリカの音楽とジンファンデル
戦前中後、ドイツなどから優秀な音楽家がアメリカへ移住。
祖国から逃れた者、夢見た者・・・。
と事情は様々である。
しかしアメリカ音楽はこの様な人達により飛躍した。
Aさん:常連歴12年以上のワイン&音楽通
店主:小さなワイン屋で日々奮闘中
店主:先日バーバーのヴァイオリン協奏曲を鑑賞。
指揮は若手の原田慶太楼さん。
そしてヴァイオリンは神尾真由子さん。
2020年111月20日のライブ録画。
池袋の 東京芸術劇場です。
私は東京芸術劇場はお気に入りです。
築30年以上経過し落ち着いた雰囲気を醸します。
私はここで名演に触れました。
バレンボイム指揮でドイツレクイエム。
そしてイーゴリー オイストラフでフランクのヴァイオリン ソナタ。
等々、数えきれない程鑑賞致しました。
バーバーはアメリカを代表する作曲家ですね。
有名なのは弦楽のためのアダージョです。
バーバーと言えばこの作品ですね。
しかしヴァイオリン協奏曲も優品です。
終楽章は無調でやはり時代の影響を受けています。
Aさん:バーバーの弦楽のためのアダージョは素晴らしい。
マーラーの有名な第5番のアダージェットに追従する。
心底、癒されますね・・・・。
バーバーの作品の方が絶望感や生の執着を感じるね。
まあ、見事な作品だ・・・。
店主:バーバーやマーラーはサイモン ラトルがいいです。
ラトルは古典派は苦手です。
しかし後期ロマン派や現代曲は素晴らしい。
シェフとして腕を振るってきれます。
アメリカの作曲家というと本場ではない。
とイメージされる人は多い。
しかし実は素晴らしい作曲家が多い・・・・。
米国へ亡命や移住した作曲家など多彩です。
バルトークやラフマニノフ。
そして指揮者ではトスカニーニ、ワルターなど多彩。
そんな素晴らしい音楽家が米国の音楽を押し上げました。
ワインはやはり米国にしませんか。
ジンファンデルはやはり人気。
まあ、好き嫌いが分かれる品種です。
ロダイですね。
カリフォルニア内陸部。
ジンファンデル主体にプティ シラー。
ブラックベリーなどの香り。
そしてヴァニラのニュアンスも感じます。
こても心地いい仕上がりです。
販売価格¥2670(税込)。
そしてもう少しお手頃でしたら・・・。
魅惑的なジンファンデルの世界。
チェリー、イチゴドロップやなどの香り。
少々コショウなどのアクセントを感じます。
媚びた感じのジンファンデルとは違い。
ワインをたくさん飲んでいるでも満足度が高いと思う。
このご時世だからゆっくり味わう。
それも良しだと思います。
Aさん:ジンファンデルはアメリカで支持されているね。
やはりバーバーとかバーンスタインの作品と合うね。
移住後のバルトクークの作品も素晴らしく合うね。
傑作、管弦楽のための協奏曲とかね・・・。
店主:わかります・・・・。
バルトークはアメリカ生活に馴染めずに生涯を終えます。
あの天才が苦難に満ちた晩年なのは悲しいと思います。
そしてパイスが入荷。
ライトボディで小赤系果実の香りにドラーハーブのニュアンス。
素朴で開明的ではないが地元で楽しまれている。
そんな作品だと思う。
当店販売価格¥1670(税込)
多彩なワインでお出迎え。
2021年2月18日
最終更新日:2021-02-18