対談:スター、ベートーヴェン
ベートーヴェン生誕250年。
クラシック音楽斜陽を象徴するかの様に盛り上がりに欠けた。
しかし個人的には盛り上がりました・・・。
Gさん:当店常連歴13年以上の常連様
店主:ヴァイオリンを習い志した、経験豊かなソムリエ
Gさん:ベートーヴェン生誕250年。
このご時世で盛り上がりに欠けた。
しかし、家では妻と共にベートーヴェンを多く鑑賞。
妻はピアノを弾くのでピアノ作品が多かったです。
家では協奏曲が多い・・・・。
第1番、アルゲリッチとブロムシュテット。
年齢を重ねた同士の饗宴。
これはまさにいたわり的でした。
店主:協奏曲はソリストと協調パターン。
そして競いあうパターンと面白い。
チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番。
キーシンとカラヤンは前者。
そしてホロヴィッツとトスカニーニは後者。
キーシンとカラヤンはカラヤンが包み込む。
最高の演奏です。
興味深いのはグールドとバーンスタイン。
ブラームスのピアノ協奏曲第1番・・・。
納得のいかないバーンスタインが演奏前にスピーチ。
これはこれで面白い・・・。
内容も充実しています・・・。
当時、アメリカを代表する指揮者がバーンスタイン。
だとしたらドイツはカラヤンですね。
そんなカラヤンとグールドの共演。
ベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番。
1957年の録音、録音状態はまあまあ良好。
その時にカラヤンはヒンデミットの画家マチスを演奏。
ナチス政権下で演奏禁止のヒンデミットの作品。
フルトヴェングラーは強行し演奏しました。
ヒンデミットはドイツ人だが排他的とされた。
えっあんな素晴らしい作品を創作するのにと思う。
旧ソ連でもジダーノフ批判で芸術家が命を落とした。
あの天才ショスタコーヴィチすら批判されました。
Gさん:そして交響曲第5番で復権する・・・。
芸術家は時代に翻弄されるよね・・・・。
そう言えばピノさんの所でピノを買った。
これがおいしかった。
ペダルマ何とかって言ってたでしょ・・・。
バランスが素晴らしくうま味を抜群に感じた。
店主:ペデルマギャップですね・・・・。
カリフォルニアのソノマ コーストのAVA。
有名な海岸山脈が途切れた産地・・・。
ですから冷涼な海風が吹き込みます。
ですからピノ ノワールに適しています。
★ ペデルマ ギャップ ピノ ノワール
カーサ
当店販売価格¥5160(税込)
☆ ペダルマ ギャップ シャルドネ
カーサ
当店販売価格¥4460(税込)
そしてお手頃でお勧めはタンデム。
50%&50%の意味ですね・・・。
メルロー&シラーで仲良く・・・。
そうです協調性ある仕上がりです。
ですから気軽に楽しめます。
当店販売価格¥1796(税込)
このワインにはベートーヴェンの皇帝。
そう第5番がいいと思う。
豪華で華やかな内容で完成度が高い。
ベートーヴェン作品の一つの頂点ですね。
Gさん:ベートーヴェンは作品の進化がわかる。
交響曲でもソナタでも協奏曲でも・・・。
そこが面白いね・・・・。
2020年12月26日
最終更新日:2020-12-26