Dさん:ディープな人、歩く百科事典。
店主:ワインとクラシック音楽に傾倒。
NHK音楽祭。
サイモン ラトルがロンドン交響楽団を率いて来日。
世界の頂点を極めたラトルが次の世界を魅せた。
店主:ベルリン・フィルの重圧から解放。
やはり母国のオケと相性がいいですね。
Dさん:ラトルは人生の階段を順調に上がった。
しかもトントン拍子だったね。
店主:バーミンガム市交響楽団を世界レベルに高めた。
その手腕は見事でした。
彼が来日した時マーラーの交響曲第1番をコンサートで聴きました。
もの凄いエネルギーでした。
その後、世界の頂点ベルリン・フィルのシェフとなりました。
今や彼はサーの称号を持っています。
Dさん:ベルリン・フィル退任コンサートでマーラーの第6番を指揮。
マーラーが得意なんだよね。
店主:今回のプログラムは興味深い。
オーストリア、ドイツ系以外の作品。
しかも20世紀を代表する作品です。
Dさん:意外とラヴェルも素晴らしかった。
音の色彩感は流石フランスです。
店主:シマノフスキーのヴァイオリン協奏曲第1番。
これは神秘的な作品です。
世紀末のウィーン的・・・。
美しい響きの中にも破壊的な感じを受けます。
そしてヤナーチェク・・・。
ここ数年見直されている作曲家。
Dさん:そう考えるとイギリス人らいし選択だね。
ドイツ人ならやはりドイツ物を取り入れる。
ですからイギリス人はユニーク。
店主:思ったのは流石は東京です。
静岡でこのプログラムはあり得ない。
多分理解されない・・・。
耳の肥えた層が充実している首都ならではです。
静岡でも少し踏み込んだ作品をプログラムして欲しい。
2018年12月10日
静岡県 藤枝市 ワイン専門店
最終更新日:2018-12-10