Rさん:クラシック音楽命
店主:小さなワイン屋を経営
一人の孤高の天才指揮者。
カルロス・クライバー・・・。
気分屋の天才は今や伝説。
鋭い感覚は彼の特徴です。
では語りましょう。
Rさん:彼は疲弊していたと思う。
周囲からの目や現代の騒音にさ・・・。
店主:それは興味深い意見です。
確かに父はエーリヒ・・・。
著名な指揮者ですね。
ですからいつも比較されていた。
と本人が思っていました・・・。
父、子でも音楽的感覚は随分違うのに。
Rさん:そこが面白い・・・。
エーリヒは19世紀の音楽を継承していた。
しかしカルロスはモダン的・・・・。
店主:ベートーヴェンの第4番。
聴くとわかります。
まさに水を得た魚・・・。
躍動的で過激なドライブをして聴衆を魅了。
もし公道だったら逮捕です。
Rさん:彼だから許される。
店主:ムーティーと相性が良かった。
数少ない友人らしい・・・。
カルロスはレパートリーが狭い。
しかしレパートリー意外のスコアが頭に入っていたと証言。
ワインでも特定の産地だけを扱う。
これは了見が狭い・・・。
広く産地を知る事でわかる事が多い。
恥ずかしながら長く弊社が営業しているのは幅広い扱い。
だと自負しています。
Rさん:勿論、そうだ。
それとピノさんの豊かなソムリエの経験。
ワインとクラシック音楽は同じ土壌。
ですから共通項が多いね。
店主:同じ意見です。
ですから啓蒙しながら販売しています。
1本販売るのに手間が掛かりますが・・・。
そこが重要です。
Rさん:いつも助かっています。
話が脱線・・・。
気が置ける会話は話が振れる。
2018年11月23日
静岡県 藤枝市 ワイン専門店
最終更新日:2018-11-23