お蔭様でワイン専門店ピノ ノワールは11年。
Eさん:当店通い3年、教養人
店主:幼少期からヴァイオリンを習い志す。経験豊かなソムリエ。
Eさん:クラシック音楽の楽しみ方を伝授して下さい。
店主:まず時代の流れを大雑把でもいいから掴む事です。
バロック、古典、ロマン派など特徴があります。
バロック時代は編成が小規模ですしロマン派は大規模。
しかしながら端にロマン派と言っても前期後期で随分違う。
Eさん:そうなんだね・・・。
店主:そして作品の背景を知る。
本でも今ならネットでもいいです。
作曲家の置かれた立場や経緯を簡単にでも理解する。
Eさん:それって重要なアイテムだよね。
店主:そしてシンフォニーなら指揮者やオケを知る。
この指揮者はベートーヴェンが得意だとか。
オケならどんな響きがする。とか。
ですから公式としては。
★ 作曲家+作品+指揮者+オケ=音楽芸術
これが影響し合う。
複雑に絡むと言ってもいいでしょう。
それはワインと同じです。
例えばブルゴーニュ。
テロワール、造り手、年、ワイン。
これらが複雑に絡みます。
これと似ています。
Eさん:ワインもクラシック音楽も根が同じですね。
店主:そう思います。
そして聴き比べが楽しいです。
垂直、並行聴きは最高。
ワインでもそうですね。
同じ、NSGで同じドメーヌでヴィンテージ毎比較する。
またドメーヌで比べる。
それと同じです。
これは私流です。
ですから各々の鑑賞方法を見つけるのが一番です。
Eさん:最近のお勧めは?
店主:2018年6月20日のラトルが16年間務めたベルリン・フィルの音楽監督退任コンサート。
マーラーの第6番。
大暴れしていました。
終楽章のハンマー何回かと気になっていました。
彼は2回バージョンでした。
人類よ目を覚ませ!!
何て考えました・・・。
Eさん:マーラーは楽器も多彩ですね。
店主:カウベルも使用されます。
あの響きって天上を表現していると私は思っています。
マーラーのシンフォニーはある意味、アニメです。
物語が展開していく様子は流石です。
2018年7月19日
静岡県 藤枝市 ワイン専門店
最終更新日:2018-07-19