Aさん:当店常連様ワインとクラシック音楽好き。
店主:若い頃ヴァイオリンを習い志した。通称ピノさん。
Aさん:往年の演奏家の全集が発売されているね。
店主:近年は手頃な価格で揃えられるから幸せです。
Aさん:そう言えば以前ピノさんが購入したフルトヴェングラーの全集はどうだった?
店主:これは最高の買い物でした。
戦前、戦中、戦後と区分すると表現の違いが如実にわかる。
Aさん:ところでカラヤン全集は?
店主:全く興味ありません・・・。
商業的な成功を収めた彼ですが・・・。
そのビジネス的な才覚は認めます。
Aさん:ですがカラヤン、バーンスタインが去った。
店主:そうですね。
華やかなスター指揮者が去りさみしさはあります。
Aさん:その後はそのポストが空席だよね。
店主:カリスマ的な指揮者はいません。
Aさん:昔のようにオケに君臨する時代でもないですね。
店主:そして女性やらアジア系もどんどん進出している。
クラシック音楽を育んだヨーロッパ系が好きです。
ピアニストならあのリスト系のバックハウスとか。
Aさん:でもグールドなんてカナダですよね。
店主:作家の村上春樹さんも言っておられたが、だから自由に演奏できたと。
でもグールドはグリーグの遠戚ですよね。
Aさん:グリーグのピアノ協奏曲、最高。
店主:私はリパッティのピアノで1947年9月の録音を絶賛。
Aさん:リパッティはカラヤンとも共演しているよね。
店主:そうです。
シューマンのピアノ協奏曲です。
グリーグの録音の翌年ですよね。
リパッティに感化されカラヤンも素晴らしいです。
Aさん:今夜は何を鑑賞します。
店主:最近はバルトークのヴァイオリン ソナタばかりです。
詳細は【クリック】2017年10月29日
静岡 藤枝市 ワイン専門店ピノ ノワール
最終更新日:2017-05-28