Aさん:当店常連様ワインとクラシック音楽好き。
店主:若い頃ヴァイオリンを習い志した。愛称ピノさん。
Aさん:ピノさん本当にクラシック音楽が好きですね。
店主:三度の飯より好きです。
Aさん:面白い言い回しですね。
店主:でもブルックナーの長大な作品を鑑賞していると自然とご飯は抜きになります。
Aさん:そうですね・・・。
マーラーを鑑賞して他の作品を何てしてたらそうなる。
店主:でも身体には栄養が行き渡りますよ。あの充実感は長編小説を読破した気分。
Aさん:本当にそうだ!!パール・バックの大地全巻を読み込んだ昂揚感。
店主:そう言えばマーラーですが数十年前にブームがありましたね。
Aさん:そうそう、インバルやら何だかんだ色々な指揮者が挑戦した。
店主:私もそれで接するようになりました。
同じユダヤ系のバーンスタイン。
彼は情熱と責任感から素晴らしい響きを披露した。
Aさん:大地の歌なんて傑作だよね。
店主:マーラーは声楽を入れると水を得た魚のように生き生きする。
全く技巧的でインスピレーション豊かな作曲家です。
そして指揮者としても偉大。
奥様との関係で悩まなかったらもっと長生きだったかも。
Aさん:そうですね、繊細な面を持つデリケートな人。
店主:作品からもわかります。
第1番の出だしのフラジオレットの弦楽器、あの繊細で緊張感のある響き。
あれを上手に引き出せる指揮者は凄い。
往年の指揮者ならブルーノ・ワルター。
Aさん:彼はマーラーから薫陶を得ましたからね。
店主:ワルターはブラームスもモーツァルトも別次元。
Aさん:帰宅したらクラシック音楽に酔いしれようかな。
詳細は【クリック】2017年10月06日
最終更新日:2016-09-11