Aさん:当店常連様ワインとクラシック音楽好き。
店主:若い頃ヴァイオリンを習い志した。通称ピノさん。
店主:最近個性的な演奏家不在です。
Aさん:そうですね。
ですから往年の演奏家ばかり鑑賞。
店主:私は中学生の頃からフルトヴェングラー一筋。
ベートーヴェンやブラームスは最高。
Aさん:わかるわかる。
私はトスカニーニを頻繁に鑑賞。
店主:作品の解釈はまるで違う。
ベートーヴェンの第9が顕著ですね。
年齢を重ねるとフランス物も鑑賞します。
Aさん:フォーレのレクイエムは素晴らしい。
店主:
アンドレ・クリュイタンス指揮がいい。
フィッシャー・ディースカウ。
ロス・アンヘレス。
パリ音楽院管弦楽団。
1962年録音。
Aさん:三大レクイエムと呼ばれるのも頷けるね。
店主:やはりクリュイタンスは品がある。
ですからフランス物はお得意です。
しかしベートーヴェンなどのドイツ物も素晴らしい。
Aさん:丁寧な仕事をするよね。
店主:ベートーヴェンの第4番。
1959年、ベルリン・フィル。
Aさん:えっ ベルリン・フィル・・・。
カラヤンがよく許したね。
店主:彼はライバルと感じなければ手兵を貸したらしい。
カール・ベームもベルリン・フィルを指揮した。
59年ですからフルトヴェングラー時代の楽員もまだ多数在籍。
ですからオケの響きが違う。
第4番、第一楽章、序奏の美しいさは格別。
クリュイタンスらしいです。
Aさん:彼はある意味、達観している。
店主:そうですね。
それがあの甘美な響きに繋がっていますね。
Aさん:今夜はフランス物を聴こうかな。
店主:私もそうします。
ドビュッシーの傑作、オペラ:ペレアスとメリザンドを鑑賞します。
ワーグナー信奉者の彼が、反旗を翻した異作。
言葉と音楽のバランス。
これはフランス音楽の頂点です。
詳細は【クリック】2017年9月3日
静岡県 藤枝市 ワイン専門店ピノ ノワール
最終更新日:2017-09-03