Aさん:当店常連様ワインとクラシック音楽好き。
店主:若い頃ヴァイオリンを習い志した。通称ピノさん。
店主:最近は時間が空けばマーラーです。
Aさん:作品は充実しているし資料も多いしね。
店主:研究材料が豊富それが魅力の一つです。
そして作品や愛妻、自身の葛藤など人間臭い。
また当時は指揮者としての活躍が重点ですね。
Aさん:指揮者として輝かしい経歴です。
店主:当時は君臨という二文字ですね。
Aさん:その活動の合間に作曲。
それは凄い事だよ・・・。
店主:そうです。
先日、交響曲第8番を自宅鑑賞しました。
パーヴォ・ヤルヴィ指揮、N響。
Aさん:私もその演奏を聴きました。
店主:指揮者とオケに信頼関係があるから実現。
正直、興行として成功させるには厳しい作品です。
マーラー自身も私財を投入して初演を行いました。
結果は大成功。皮肉屋の彼もその成功を素直に喜んだ。
Aさん:ヤルヴィも成功でしたね。
店主:大成功でしたね。私も会場でその輪の中にいたかった。
交響曲2、8番はマーラーのシンフォニーの中でも別格。
少し悪意を持って鑑賞すると偽善的にも感じる。
Aさん:ベートーヴェンのような純粋さはないかもね。
店主:それです。贅沢にシンフォニーを飾れば大きな感動は広がる。
その点を巧みに取り入れています。
Aさん:しかしユダヤ人である彼だからこその宗教からの脱却。
店主:それはもう達観しています。
ゲーテのファウストを引用し締めくくる。
それは感動的です。
詳細は【クリック】2017年5月8日
静岡 藤枝 ワイン専門店ピノ ノワール
最終更新日:2017-05-08