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ベートーベンのピアノ・ソナタ第23番を語る。

ベートーベンのピアノ・ソナタ第23番を語る。



Aさん:当店常連様ワインとクラシック音楽好き。

店主:若い頃ヴァイオリンを習い志した。通称ピノさん。





Aさん:ベートーヴェンの熱情いいね。

店主:そうですね。

階級社会での実らぬ恋・・・。

Aさん:ベートーヴェンはピアノを教える事が多い。

そこは、ほとんどが貴族。

やはり当時は壁が巨大なのかもしれないね。

店主:そこが原動力で創作。

そして、ピアノの進化も手伝う。

Aさん:ベートーヴェンが表題を付けたわけではないよね。

店主:そうです。

数十年後、出版社が付けた表題です。

これはピアノ・ソナタ第23番のイメージにピッタリ。

Aさん:それにしても激しい作風だよね。

店主:ベートーヴェンは熱情を作曲後、数年はピアノ作品を創作していない。

それだけ完成度が高いとも言えますね。

Aさん:おすすめ音源は?

店主:私はアシュケナージ盤がおすすめです。

1981年のスタジオ録音。

彼は指揮者としては凡庸ですが流石ピアニストとしては一流です。

他にはホロヴィッツです。

1959年5月14、18、25日録音。

彼がリサイタルを休止していた時期です。

この録音で様々な憶測を吹き飛ばしたまさに名演。

私はアシュケナージの熱情で大泣きをしました。

これ程にこの作品の意義を明確に示した演奏は少ないと思います。

Aさん:名演に接した時の感動は物凄いですからね。



詳細は【クリック】2016年12月12日

最終更新日:2016-11-12