Aさん:当店常連様ワインとクラシック音楽好き。
店主:若い頃ヴァイオリンを習い志した。通称ピノさん。
Aさん:ベートーヴェンの熱情いいね。
店主:そうですね。
階級社会での実らぬ恋・・・。
Aさん:ベートーヴェンはピアノを教える事が多い。
そこは、ほとんどが貴族。
やはり当時は壁が巨大なのかもしれないね。
店主:そこが原動力で創作。
そして、ピアノの進化も手伝う。
Aさん:ベートーヴェンが表題を付けたわけではないよね。
店主:そうです。
数十年後、出版社が付けた表題です。
これはピアノ・ソナタ第23番のイメージにピッタリ。
Aさん:それにしても激しい作風だよね。
店主:ベートーヴェンは熱情を作曲後、数年はピアノ作品を創作していない。
それだけ完成度が高いとも言えますね。
Aさん:おすすめ音源は?
店主:私はアシュケナージ盤がおすすめです。
1981年のスタジオ録音。
彼は指揮者としては凡庸ですが流石ピアニストとしては一流です。
他にはホロヴィッツです。
1959年5月14、18、25日録音。
彼がリサイタルを休止していた時期です。
この録音で様々な憶測を吹き飛ばしたまさに名演。
私はアシュケナージの熱情で大泣きをしました。
これ程にこの作品の意義を明確に示した演奏は少ないと思います。
Aさん:名演に接した時の感動は物凄いですからね。
詳細は【クリック】2016年12月12日
最終更新日:2016-11-12