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クラシック音楽の感じ方。

クラシック音楽の感じ方。



Aさん:当店常連様ワインとクラシック音楽好き。

店主:若い頃ヴァイオリンを習い志した。通称ピノさん。







店主:生きていて楽しい時、苦しい時がある。

そんな時、音楽の感じ方は違います。

Aさん:クラシック音楽だけではなく全ての音楽がそうですね。

店主:そうです、その人が心地いい音楽でいいのです。

ロックでもフォークでも民謡でも・・・。

Aさん:我々はクラシック音楽にゾッコンですね。

店主:同じ作品でも年齢で感じ方が違う。

私はブラームスの第4番を長く鑑賞しています。

若い頃は情緒的に感じました。

しかし中年に入り老後も視野に入れた生活をしていると力強く感じる。

やはり古典的様式を入れながらもブラームスのエッセンスを投入した力作。

Aさん:そうですね。私はピノさんより年長ですが、同意見。

それがブラームスの凄さですよね。

店主:そうです、ベートーヴェンの第5番は年齢に関係なく常に第5番。

Aさん:ある意味、それが天才の作品とも言える。

店主:そうです。あらゆる角度からみてもベートーヴェン。頑なにベートーヴェン。

ですから当時の聴衆は驚いたし夢を描いた。

Aさん:ブラ4ではフルトヴェングラー、シューリヒトがいい。

店主:表現の仕方は表と裏。随分違います。
シューリヒトには千利休を感じます。

Aさん:面白い表現ですね。

店主:あの境地は淡泊でありながら理念がある、私は最初に接したときは衝撃的でした。

フルトヴェングラーのゲルマン節とはまた違うと驚いた。



しかし、方向性は同じ。

Aさん:それだけ、この作品は懐が深い。

店主:一度は鑑賞して欲しい名曲ですね。



詳細は【クリック】2016年10月1日

最終更新日:2016-10-01