Aさん:当店常連様ワインとクラシック音楽好き。
店主:若い頃ヴァイオリンを習い志した。通称ピノさん。
店主:モーツァルトにもっと短調の作品を書いて欲しかったです。
Aさん:同感・・・。
ピアノ協奏曲第20番ニ短調、素晴らしい。
店主:私はブラームスにオペラを残して欲しかった。
Aさん:大作曲家なら必須だよね。
店主:クララとの関係からすると創作しても不思議ではないと思う。インスピレーションは湧いていたと思います。
Aさん:彼は読書家だから題材はあると思うけど。
店主:そしてベートーヴェンにもフィデリオに続くオペラを・・・。フィデリオは彼らしい内容ですからね。
あれだけの傑作を作曲したのならと、期待出来たのに。
初演時は人気がなかったからしょうがないですが・・・。
Aさん:これは人生の長さにも関係するが、モーツァルトにレクイエムは完成して死去して欲しかった。
店主:そうですね。天才の才分が見事に表現された宗教曲ですからね。
個人的にはプッチーニもトゥーランドットを完成して他界して頂きたかった。
Aさん:あの作品は異端だわ。
店主:前衛的で少し喉元にひっかかりますね。
Aさん:それならドビュシーのペレアスとメリザンド。
フランス音楽史上の傑作でしょ。
店主:ドビュッシーはとても需要な位置にいますね。
私にフランス音楽を開眼させてくれた恩人。
Aさん:恩人とまで言うか!!
作曲家とその背景にある人生。それらが交差して傑作は生まれる。
店主:正しく、ショスタコーヴィチなんてそれを体現していますね。
クラシック音楽は、そこがツボなんですよね。
これが理解できるかできないかで面白さが違いますね。
詳細は【クリック】2016年9月18日
最終更新日:2016-09-18