作曲家の人生を知る。
作品の時代背景を徹底的に調べる。
そしてスコアを研究、出来れば自筆譜のコピーを入手。
これがクラシック音楽をより楽しく感じる近道。
そんな私が近年、夢中なのがドビュッシーである。
芸術家らしく話題が枯渇しない人生。
貧しい生い立ちながら貴族的趣味、挫折、破滅的な恋。他
そして二重人格な持ち主である。(人とはそうなのかも)
マーラーと違い作品からはその側面は感じないが・・・。
作品は独創性があり作曲の慣習から飛び出した。
故に異端、とは決して言えない。
何故なら後世の作曲家に多大な影響を与えたからだ。
★ ドビュッシー
松橋麻利 著
音楽之友社
そして刺激的な本をご紹介。
ピアニストでもあり作家でもある青柳さん。
まさしく、この言葉が適切だ・・・。
1冊の本との出会いそれは素晴らしい。
上記の本を緻密にそしてリアル感をプラス。
当時の時代背景からドビュッシーの交友まで・・・。
鋭いタッチで核心を突いています。
チャイコフスキーの女性パトロン。
それは大富豪フォン・メック夫人。
夫人一家と共に旅行をしたドビュッシー。
それはCDが存在しなかった頃のオーディオ替わり。
所見能力に秀でたドビュッシーは気に入られる。
その時の愛想のいい一面。
そして最初の恋人であるヴァニエ夫人の回想。
その回想でのまた違った一面・・・。
★ ドビュッシー 理想のエクトプラズム
青柳いづみこ 著
中央文庫
おすすめ度:★★★★★★
この書籍は是非一読あれ!!素晴らしかった。
そして珠玉の作品、牧神の午後への前奏曲。
海、管弦楽のための映像。ピアノの傑作である映像。
一聴きあれ!!彼の世界は心地いい。
詳細は【クリック】2016年1月11日
最終更新日:2015-11-20