ザルツッブルク音楽祭2015。
録画放送を鑑賞しながらワインを楽しむ。
久しぶりにムターのヴァイオリン。
カラヤンの秘蔵っ子。いやいや秘蔵っ少女・・・だった。
10代でカラヤン指揮、ベルリン・フィルと共演は鮮烈。
しかしムターも年を取ったな。流石に年齢を感じさせる。
それもそうだ。私だってそうなのだから・・・。お互い様
しかし演奏は素晴らしかった。
最近は、妙に感情移入した演奏傾向にある。
ですから聴き手は、正直しらけるし退屈。
ストレス多い現代社会ストレートな演奏が好感を持てる。
ムターは無駄の無い感情で一歩二歩と前進していた。
また、音色も濃淡極めて鮮やかであった。
元々、豊かな情感ある作品、故に余分な神経は不必要だ。
自然なアプローチこそがチャイコフスキーの真髄である。
★ チャイコフスキー作曲
ヴァイオリン協奏曲
★ ブラームス作曲
交響曲第2番
リッカルド・ムーティ 指揮
ウィーン・フィル
ムーティはカルロス・クライバーとも親交があった。
そしてウィーン・フィルとも良好以上の関係。
今までにこのイタリア人男の指揮は聴いてきた。
しかし、毎回、感動には程遠い・・・。
ムーティーの解釈は私には殺風景に感じる。
ワイン屋だからこそ知っている究極のマリアージュ。
★ 2011 キャンティ クラッシコ
リヴェルナーノのキャンティ・クラッシコ。
実力ある造り手として私からの信頼が厚い。
そしてピンクのラベルでセンスを感じさせる。
チャイコの華やかなコンチェルトとまた合う。
みずみずしさと味わいの深さが重なる。
様々なキャンティがある中その良さが見える。
さすがラッダ イン キャンティ。
ルフィーナの香り高く豊かな味とも違う。
繊細で品がありそれでいて重量感を伴う。
それにしても素敵なマリアージュだった。
ムターはストラド派で音が冴えていたしね。
リヴェルナーノは贈答としても最適ですね。
詳細は【クリック】2015年11月16日
最終更新日:2015-11-16