クラシック音楽道を楽しむのが、あらゆる欲より上回る私。
こんなコンサートはありえないが、あったらいいな夢企画。
コンサート前半はカナダの奇才グールドが新バッハ時代の幕開けをさせたゴールドベルク変奏曲を熱演。
そしてティボーのヴァイオリン。
テクニックはないがヴァイオリンの表情が刻一刻と変化する。
後半は、私が大大大好きなフルトヴェングラー指揮。
フルトヴェングラーの得意中の得意であるベートーヴェンの作品。
中でも苦難から解き放たれるシンフォニーは彼独自解釈で哲学を感じる。
普通の人なら、すでに夢の中でしょう・・・・・。おやすみなさい。
しかし私は三度の飯を食わなくてもクラシック音楽を聴ける自信はある。
モントゥー指揮で春の祭典。
初演の逸話は今や伝説。
その伝説の中に私もいたい。
★バッハ
ゴールドベルク変奏曲
グレン・グールド ( ピアノ)
晩年の演奏のようにゆっくりとしたアリアは涙を誘う。
★モーツァルト
ヴァイオリン協奏曲第5番
ジャック・ティボー (ヴァイオリン)
ティボーが弾くキュートなモーツァルトは微笑んだり悲しんだりと表情の変化が聴き所。
★ベートーヴェン
交響曲第5番
フルトヴェングラー (指揮)
ベルリン・フィル
ドイツ音楽の神様。
天からの啓示が指揮棒に伝達され指揮をする。
締めはストラヴィンスキーの春の祭典。
初演をしたピエール・モントゥー指揮でお願いしたい。
2014年5月2日