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バッハの無伴奏のためのソナタとパルティータ

バッハの無伴奏のためのソナタとパルティータ

歴史にifはない。
勿論、そんな事百も承知だ。
しかし、思わず考えてしまう。

バッハがもう少し後の時代に生まれたのなら作品はどの様に変わったのか。
バロック時代の封建制度の中での作曲ではなくロマン派時代だったらと思うと夜も眠れない。
私が、プロコフェエフみたいな作曲家だったらなとつくづく思ってしまう。
だって彼はハイドンが今生きていたらこんな作品を書いただろううと「古典交響貴曲」を作曲。
それにしても、狭い社会でこれだけの作品を創作したバッハはさすが音楽の父。
子宝に恵まれたバッハ。息子達も音楽家はいる。
しかし圧倒的に知名度があるのはヨハン・ゼバスティアン・バッハのみ。
この秘密は一連の無伴奏からもわかる。
あのバッハの世界はとても尊く仏様でもキリストでも関係がなく心が浄化される。
パルティータ第2番、第5楽章パルティータ。
約15分の小宇宙。天を見上げても横を見てもバッハの旋律が飛び交う。
この類まれな大名曲をブラームスもブゾーニも編曲。
メンデルスゾーンもシューマンも感化されている。
4本の弦から生まれる小宇宙はとても素晴らしいです。

一聴きあれ!!

2014年4月18日